デビュー戦でEVILを下しNEVER無差別級王者に輝いたウルフアロン
4日、新日本プロレス・東京ドーム大会にて、東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロンが、プロレスデビュー戦にしてNEVER無差別級王座を奪取。王者EVILを逆三角絞めで下す快挙を成し遂げた。
ウルフアロンとEVILが制御不能の大乱闘!「東京ドームで覚えてろよ!」
前日の公開調印式でEVILは「負けたら丸坊主&柔道禁止」という理不尽な条件を突きつけて挑発。しかしウルフはすでに覚悟を決めていた。柔道男子代表監督・鈴木桂治氏の太鼓が鳴り響く中、坊主頭で柔道着姿のウルフが登場。さらに柔道着を脱ぎ捨てると、黒ショートタイツの“ヤングライオンスタイル”に変身し、東京ドームの大観衆をどよめかせた。

試合はゴングを待たずにEVILが奇襲を仕掛け、荒れた立ち上がり。ウルフはカウンタータックル、串刺しラリアット、ブレーンバスターで反撃し、デビュー戦とは思えぬ落ち着きを見せる。しかし場外戦に持ち込まれると、H.O.T(ハウス・オブ・トーチャー)が一斉に介入。ストンピング連打やイス攻撃、リング上では金具むき出しのコーナーへの叩きつけでウルフの動きを止めた。
中盤、場内に「ウルフ」コールが響く中、ウルフは逆水平チョップから一本背負いでEVILを投げ飛ばす。さらに乱入してきた成田蓮、高橋裕二郎、SANADAを柔道技で次々と排除。だがEVILはパウダー攻撃で流れを断ち切り、Scorpion Deathlockで捕獲。ラリアットで畳みかけ、主導権を奪い返した。

終盤、ディック東郷と成田の介入でウルフが窮地に追い込まれると、YOHとマスター・ワトが救出に入り、成田を排除する。しかしドン・ファレと高橋裕二郎が乱入し、テーブル攻撃でウルフに大ダメージを与えた。
それでもウルフは耐え抜き、EVILの一瞬の隙を突いて腕を取り、腕ひしぎ逆十字固めから最後は逆三角絞めへ。完全に捕えられたEVILは失神し、ウルフはレフェリーストップによる勝利を収めた。

試合後、ウルフは「今日からやっとプロレスラーになりました。正直、今日の勝利はビギナーズラックみたいな部分が大きい。ここからが本当の闘い」と冷静に振り返り、「NEVERのベルトに見合うプロレスラーになること。そして大きな夢は変わらずIWGP世界ヘビー級のベルトを獲ること」と明言。さらに、今後闘ってみたい選手を問われると「同級生でもあるKONOSUKE TAKESHITA選手」と具体名を挙げ、新日本マットの未来を予感させた。
柔道からプロレスへ。ウルフアロンは、東京ドームで確かな第一歩を踏み出した。
