1.4東京ドームで戦うウルフアロンとEVILが激しくやり合う
14日、新日本プロレス・熊本大会にてNEVER無差別級6人タッグ選手権試合が行われ、王者組の矢野通&YOH&マスター・ワトに、EVIL&成田蓮&SANADA(H.O.T)が挑戦した。
H.O.T暴走止まらず…ウルフアロン乱入で空気一変!EVILを払い腰で制圧
試合はゴング前のH.O.Tの奇襲から無法地帯と化し、大荒れの展開に。中盤には金丸義信がレフェリー服でリングに上がり、SANADAがYOHにSkull Endを決めると「ギブアップ!」とゴングを要請。さらに、音響席をジャックした2代目ディック東郷(SHO)が「SANADA選手の勝利です!」と勝手にアナウンスを流し、勝利を強奪する暴挙に出た。

騒然とする中、YOHがマイクを握り「もう一回だ、バカヤロー!」と叫ぶと場内から大拍手が沸き起こる。ここで、正規の浅見レフェリーと共に現れたのは、来年1・4東京ドームでEVILと対戦するウルフアロン。ウルフはH.O.Tの威圧にも動じず、EVILと至近距離で鋭い視殺戦を展開。再試合のゴングが鳴ると、最後はYOHがSANADAを首固めで押さえ込み、3カウントを奪取。王者組が辛うじて防衛を果たした。
だが、試合後も騒動は終わらない。ウルフアロンとEVILはセコンドの制止を振り切りエルボーを打ち合い、収拾不能の乱闘に発展。両者は揉み合いながらバックステージへとなだれ込んだ。

EVILはウルフをサイドヘッドロックで強引にバックステージへ連行すると、「ふざけんなコラ!」とボディへの強烈な膝蹴り。さらに倒れ込んだウルフにストンピングを見舞うなど、非情な“プロレスの洗礼”を浴びせた。
これに対しウルフも「てめえ、ふざけんなよ!」と激昂。ヤングライオンが必死に割って入る中、殺気立った表情でEVILを睨みつけ「東京ドームで覚えてろよ!」と吐き捨てた。EVILは「オメエが覚えてろ、バカ野郎!」と罵声を浴びせ、乱闘しながら控室の方に消えていった。

1・4東京ドームでNEVER無差別級王座を懸けて激突する王者EVILと、同王座戦がデビュー戦となる柔道五輪金メダリストのウルフアロン。互いの誇りを懸けた決戦の火蓋は、既に熊本の地で切って落とされた。
