【RISE】KOより圧倒的支配を!寺山遼冴が目指す「芸術的な」勝利とは?(中編)

ーー京谷選手との試合ではどんなことを得ることができたのでしょうか

寺山:トーナメント戦に京谷選手より強い選手はいないだろ、と思っていたので、彼とドローに持っていけたことが自信に繋がりました。そしてこの試合から、試合中に展開を考えられるようになったんです。

自分の場合、調子が良いときほど、1Rの3分間が短く感じるんです。自分の中でも調子の良い悪いが分かりますが、調子が良い時は体感時間が短く、その中でしっかり考えることができて、気づいたら「あれ、もう(試合が)終わりか」と。

逆に調子が悪いときは、「とにかく試合を終わらせよう」と考えてしまう。一生懸命やってはいるんですけど、集中しきれていない。モチベーション高く望めるのは、やっぱり自分より格上の選手です。

ーー常に挑戦者でいたいんですね。

寺山:アマチュア時代から、負けた相手にリベンジすることが多いんです。初めて格上の選手と試合をすると、結構良い試合ができる。でも、2回目には大抵負けてしまう。リベンジに燃えて、3回目にまた勝てるようになるんです。一度負けているので、「次は勝ってやる」って没頭できるんです。

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