【RISE】KOより圧倒的支配を!寺山遼冴が目指す「芸術的な」勝利とは?(中編)

ーーしかしKOを求められませんか?

寺山:もちろんKOしたいけど、周りから、「寺山は(相手を)倒せない」って言われるんです。だったら、3分間相手に何もさせないで勝った方が、相手の気持ちが折れるんじゃないかと。

圧倒的な実力差がない限り、KO勝ちやダウンは予測できない「事故」のようなものです。例えば、天心選手のような実力者が、実力差のない相手にKO負けしてしまうようなケースですね。

しかし、3ラウンド全てポイントを取って勝利すれば、「もう寺山には勝てない」と相手に思わせることができます。

現GLORY世界フェザー級王者のペットパノムルン・キャットムーカオ選手は、全然相手を倒さないのに、倒されない。負けないんですよ。見ていると、誰も勝てないような動きをするんですよね。

引退してしまったジョルジオ・ペトロシアンは、「神の目」と呼ばれるくらい攻撃を見切っていた。ああいう、芸術的な勝ち方を目指したいなとも思います。でも、相手をKOで倒す勝ち方もできる自分でいたい。オールマイティで行きたいですね。
<後編に続く>

<インフォメーション>
6月29日(日)、後楽園ホールにて「RISE189」が開催。寺山遼冴選手は吉田晄成選手とフェザー級で対戦します。詳細はRISE公式HPをご確認ください。

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