――広田さん、本当に引退ではないですよね。
広田:(キッパリ)引退じゃないです。
――戻る時期は今のところ、考えてないのでしょうか?
広田:これは政党の方にもお伝えしているんですけれども、申請の時点で、夏の参院選の投票日以降の試合もあります。
オファーを受けていて、決定事項として動いているものもあります。それも踏まえてお伝えしています。選挙ですから落選も当選も当然あります。
落選してしまったら、手のひら返しでプロレス界に戻って、通常営業という形になると思います。
もし当選できた場合、当選を受けての話になるんですけれども、それ以降に受けたオファーもなるべく出場できるように、党の方もそれは認識していただいております。
主催の方々にも、この状況はもちろん伝えてありまして、出場する方向で動いております。
でも、当選した場合は、公務が最優先となりますので、「万が一、何が起きるかわからない」という了承の上で今話をさせてもらっています。
もし政治家になった場合も、プロレスは私の“生涯のもの”と言いますか、それがあっての私ですので、その活動だと思っています。
そういったものがやはり前代未聞だと思うんですね。これほどまでに現役を続行しながら公務というものに向き合うというのは。
当選してみて、党の方と、世論とか見ながらの判断になってくると思うのですが、私の気持ちは、「約束を守る」という姿を見せるため。
この活動があってこその政治家としての“広田さくら”なんだというところも皆さんにご理解いただきたいと考えています。
今までのプロレスラーで政治家になった方々は、その方々の考え、情勢とかがあったと思うんです。
今の情勢での、今の時点での私、私の考え、政党の在り方とか、色々なタイミングも違えば、私が皆さんに提示できるスタイルもあると思います。私しかできないという方向性は出していきたいなと思っています。