「フィジカルを活かした攻めの姿勢で」アルバルク東京 笹倉怜寿 移籍で得た経験と昨年の悔しさを胸に臨む復帰2年目のシーズン

「最初は正直、遠慮してた部分もありました。それでも片岡(大晴)さんや金城(茂之:現仙台アシスタントコーチ兼スキルコーチ)さん、同じタイミングで寒竹(隼人)さんも入団したのですが、そういった先輩方に『もっと自分を出していいし、自信を持ってやろう』と背中を押してもらうことで、自信が持てるようになりました」

初めてシーズン通じて出場を続けていく中で、新たな気づきもあったという。

「長いシーズンを戦う中で怪我をしないことも大切だと学べました。一度離脱して復帰するのはとてもエネルギーが必要なことなので、コンディションを保つ点もとても重要だと思えたシーズンでした」

そしてシーズン終了後、笹倉は「仙台へ残留」もしくは「A東京へ復帰」いずれかの決断をしなければならなかった。

「再びチャレンジしたい」A東京へ復帰を決断

シーズンが終わり、1年の期限が迫ると今度は「残留」or「復帰」の決断をする必要があった。両チームからオファーを受けており、当時24歳手前の若武者は悩みに悩んだ。

「ありがたい話、(仙台の)チームメートからも『残ってほしい』と言っていただきましたので、かなり悩みました。あとは、この年にB1へ昇格できなかったのでやり残した感がすごくありました」

自身は年間通じて活躍したが、移籍の決め手であったチームをB1昇格へ導くこともミッションに課していた。その目標を達成できていなかったことも悩む要素になっていた。

そして考え抜いた結果、最終的に下した決断はA東京への復帰だった。

「仙台でプレーをした経験がB1のトップチームでどれだけ通用するのかチャレンジがしたい。それが一番でした」

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