「フィジカルを活かした攻めの姿勢で」アルバルク東京 笹倉怜寿 移籍で得た経験と昨年の悔しさを胸に臨む復帰2年目のシーズン

「試合や練習に向けて目的を」新ヘッドコーチを迎える今シーズン

昨シーズンオフ、2017−18・2018−19と連覇を果たすなど多大な功績を残したルカHCが退任。新たに、リトアニア代表のHCも務めたデイニアス・アドマイティス氏を招聘した。

新しい風がチームへと吹いており、インタビュー中に発せられる言葉や表情からもその変化を楽しみながら常に成長に向かっていると感じた。

「やはりHCが変わると、新しい取り組みも始まっているので日々新鮮ですね。ただ、1つ1つのプレーに集中し続ける緊張感というのはこれまでと変わらないです。0からのスタートになるので、チャレンジするという想いが日に日に皆強まっています」

新指揮官の元、アピールの日々を送ってきた

笹倉は、PGの中でも一際大きな体格(187cm/80kg)から繰り出す攻撃的なプレーが特徴。その長所を活かしながらも技術面で更なる磨きをかけている。

「僕はフィジカルを活かして相手を削り続ける、攻めの姿勢が持ち味です。

あと、駆け引きの面も重要だと考えています。スピードを補うためにどうしたら戦えるかを学生時代から考えてきました。

小学生の時にサッカーをやっていたのですが、その時に相手をフェイクするプレーが得意になって、そういった経験もバスケに活かして身につけていきましたね」

いよいよ明日に開幕となった2022−23シーズン。新指揮官の元で迎えるシーズンに向けて抱負を語った。

「トップクラスのPGの選手たちと競う機会も増えると思いますが、自分にしかできないことや得意なところで戦っていきたいです。まずは目の前の試合や練習に対して目標・目的を持って臨んでいきます。そうすれば絶対課題が見えてくると思うので、一つ一つレベルアップをして越えていきたいです」

一昨年に年間通じて出場した経験と体の強さは伊達ではないこと、そして昨年の悔しさを糧に成長した姿を披露する日は間もなくやってくる。
(おわり)

1 2 3 4 5 6

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次