【インタビュー】プロゴルファー中嶋千尋「ゴルフの常識を刷新」どん底からの逆転勝利と自己ベスト更新の舞台裏 #5

この私が開発したメソッドは、“常識を動かす！”“本質的な動き！”“ゴルフで人生をも動かす！”という特色を名前に込めて「MOVE理論」となりました。

「ゴルフとはこういうもの」という常識に縛られて能力を発揮できないでいらっしゃる方は少なくても95％以上です。何故なら“やってはいけない練習” “意識しなくてよいこと”がほとんどだからです。スイングの原理のお話しをすると「今まで何やってたんだろう。そりゃ、この方がいいに決まってる」と理論的にも納得して頂けるので、話の直後にスイングすると、ご本人がハッキリ認識できるほど進化します。「常識」の呪縛からの解放と言うことで、通称「お祓い」と呼んでいます(笑)

ということで、何十年も出来なかったことが、スイングを触らずにスイングが改善していくのですが、それは概念が変わるからなんです。そもそもスイングをいじられたくないですよね。そしてそれを身に着けるために意識するのは1つだけ、1つだけというのがポイントです。それは複数個所の問題がまとめて改善できる最強の一手です。この基本が出来るようになるとアプローチ、弾道コントロール、コントロールショット、各種ライが応用で出来るようになっていくので上達の加速が一気に上がります。

その応用に必要なのがアドレスを流れで整えてしまう「リスク管理搭載型準備万端ルーティン」です。しっくりくる個々で違うグリップ、ボール位置、間合い、そして向きを流れで整えてしまうというオリジナルルーティンです。私がセオリーと全く合わずに最も苦心したアドレスだったので、これを発見、体系化できた時は非常に嬉しかったです。

これで上達加速＆自分で応用が出来るようになるという方程式ができたのです。

「ひとつのポイントで身に着ける基礎」✕「リスク管理搭載型準備万端ルーティーン」＝無限にあるスキルの習得

習得しやすく、忘れにくい、分析もできるようになって頂きたいという思いから「取り組むこと」と「意味」をセットにして指導させて頂いてます。