P.UNITED(ピー・ユナイテッド)のプロジェクトマネージャー野口尚伸氏
2026年1月17,18日、東京国際交流館・プラザ平成にてパラスポーツの体験イベント「パラスポーツ パーク」が開催された。
会場には「車いすカーリング」「パラフェンシング」「パラカヌー」「パラ射撃」「パラ馬術」「知的障がい卓球」「知的障がい水泳」「パラ・パワーリフティング」の8つの競技ブースが並んだ。普段なかなか触れる機会の少ない競技に、多くの来場者がその魅力に触れた。このイベントを支えるのは、マイナー競技とされる8つのパラ競技団体が連携したプロジェクト「P.UNITED(ピー・ユナイテッド)」。
今回、プロジェクトの立ち上げから奔走し、異なる競技団体を一つにまとめる「舵取り役」を担うプロジェクトマネージャー/パラ射撃連盟・理事の野口尚伸さんに、プロジェクトに込めた想いと今後の展望について伺った。(取材・文/大楽聡詞 文中敬称略)
■プロジェクトの原点:マイナー競技が抱える共通の課題
――野口さんは、いつからこのプロジェクトに携わっていらっしゃるのでしょうか?
野口:2023年にこのプロジェクトが立ち上がった際、ちょうどプロジェクトマネジメント、つまり全体を取りまとめる役割が必要だということで、お声がけいただいたのがきっかけです。
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――現在は「パラ射撃連盟」の理事も務められていると伺いました。
野口:そうですね。当時はまだ理事ではなく、事務局のお手伝いをしている段階でした。私は今でも民間企業に勤めている身です。
当時、私はスポーツ協賛などをする立場で、民間企業で業務をしていました。自分の経験を活かして、ライフワークとしてパラスポーツに携わりたいという想いが強くありました。パラスポーツ界が抱える課題を耳にする中で、少しでもお役に立てればと思い活動を始めました。
――この「P.UNITED」に参加している8つの団体は、どのような目的で集まったのでしょうか。
野口:一言で言えば、どの競技も“まだ世間に広く知られていない分野”で共通の課題を抱えているからです。具体的には「資金不足」と「人材不足」。皆さん、非常に厳しい状況の中で活動されています。ならば、各団体がバラバラに動くのではなく、力を合わせて課題を解決していこう。そうした想いから始まったのが、このプロジェクトです。
