9月に愛知県で開催するアジア大会のカヌースプリント競技の競技責任者である田村一樹さん
集大成としての「アジア競技大会」

――今回、田村さんは地元・愛知で開催されるアジア競技大会で現場責任者を務められます。
田村:私自身、みよし市で育ち、競技者として三好池で心血を注ぎ、東京オリンピックでは職員として組織委員会にも関わってきました。
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その後も世界選手権やパリオリンピックに国際審判として携わるなど世界中でネットワークを築いてきた経験を持って、満を持して地元に戻ってきたという感覚です。自分の歩んできた道がここで一つに結集する。まさに「集大成」という気持ちで挑んでいます。
――9月の本番に向けた、現在の準備状況はいかがですか?
田村:非常に順調です。テストイベントを通じて、海外選手が会場内をどう動き、どう過ごすかといった具体的な流れをシミュレーションできています。もちろん不安もありますが、多くの方々の支えがあって積み上げてきた準備には、揺るぎない自信を持っています。
――アジアのトップアスリートを迎えるにあたり、こだわっているポイントは?
田村:競技が円滑に行われるのは当然のこと。私は、競技そのものは大会を構成する要素の一つでしかないと考えています。選手たちの心に残るのは、その土地や携わる人々ならではの“おもてなし”や“空気感”です。
みよし市はカヌーに対する認知度が非常に高く、ボランティアの応募も驚くほど多い。そうした地域の力を借りて、選手たちが「温かく迎えられた」と感じるような大会にしたいですね。
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