楽天ファンにとって、天国から地獄へと突き落とされる結末となったDeNAとの交流戦第3戦(写真はイメージ)
【DeNA 8-7 楽天】(6月4日・横浜スタジアム)
セ・パ交流戦のDeNA対楽天第3戦は、楽天ファンにとって文字通り天国から地獄へと突き落とされる、あまりに惨い結末となった。
1回表、先頭の佐藤直樹が左中間へ電撃の先制ソロホームランを叩き込むと、打線が完全に火を吹いた。平良竜哉のヒットなどで無死一、二塁の好機を作り、4番の浅村栄斗がセンターオーバーのタイムリーツーベースを放って追加点。さらに満塁から黒川史陽の犠飛、マッカスカーのタイムリーも飛び出し、猛烈なロケットスタートで一挙に4点を先制した。
楽天の先発マウンドに上がった瀧中瞭太は、この大量援護を背に素晴らしいピッチング。テンポ良くDeNA打線を打ち取り、6回102球を投げて被安打6、無失点という完璧な内容でマウンドを降り、先発としての役割を十二分に果たした。
試合はそのまま終盤へと進み、8回表には再び楽天ファンを沸かせるビッグチャンスが訪れた。満塁の場面で、この日絶好調の佐藤がレフトへ走者一掃となるタイムリーツーベースを放ち、リードを7点に広げた。誰もが楽天の勝利を、そして歓喜の勝利の雄叫びを確信した瞬間であった。
しかし、ここから悪夢のドラマが始まった。7点リードの8回裏、楽天の救援陣がDeNA打線の猛反撃に晒された。3番手の柴田大地が先頭の蝦名に三塁打を許すと、牧にタイムリーを浴びて1点を返された。ここから歯止めが利かなくなり、満塁のピンチで登板した加治屋蓮も押し出し死球や連続タイムリーを浴びて失点を重ねた。さらに2死満塁から登板した津留﨑大成も流れを断ち切れず、牧にこの回2本目となる同点2点タイムリーを許し、まさかの一挙7失点で同点に追いつかれた。瀧中の3勝目の権利も一瞬にして消え去った。
同点で迎えた9回裏、マウンドに上がった6番手の西垣雅矢は2死一、二塁のピンチを背負った。代打・神里和毅への投球が暴投となり、二塁走者の三森大貴が一気にホームへ突入した。球審の判定は一度はアウトとなったものの、DeNA側のリクエストによるリプレー検証の結果、判定が覆ってセーフとなり、痛烈な逆転サヨナラ負けを喫した。
試合後、三木監督は同点の9回に抑えの藤平を起用しなかったことに「いろいろな選択肢がある」と説明した上で、「選手たちは必死にやっている。応援してくれるファンの方に申し訳ない」と沈痛な面持ちで謝罪した。
この衝撃的な敗戦に対し、SNS上の楽天ファンからは悲痛な叫びや厳しい意見が殺到した。
「7点差をひっくり返されるなんて信じられない」「瀧中の好投を無駄にしてしまった中継ぎ陣は大猛省してほしい」といった救援陣への怒りと落胆の入り混じった声が溢れ返った。
一方で、「打線は初回から素晴らしい攻撃を見せてくれた」「佐藤直樹の活躍だけが今日の救いだ」と野手陣の奮闘を健気に称えるファンの声も上がった。
また、9回に抑えの藤平尚真を起用しなかったベンチの継投策に対しても「なぜ藤平を出さなかったのか」「ベンチの采配に疑問が残る」といった困惑と批判の投稿が相次いだ。
あまりにショッキングな負け方に、楽天ファンの間には癒えない傷跡と大きな失望感が広がった。
記事/ひろしお
編集/まるスポ編集部
