フィギュアスケートの大幅なルール改革案が見送りに(写真はイメージ)
国際スケート連盟(ISU)が進めるフィギュアスケートの大幅なルール改革案について、当初目指していた2027〜28年シーズンからの導入が見送られたことが分かった。
ISUはジャンプ偏重の批判を踏まえ、現行のSPとフリーの合計点で競う方式を廃止し、技術系の「テクニカルプログラム(TP)」と芸術系の「アーティスティックプログラム(AP)」の2種目に分ける新方式を検討してきた。しかし、日本を含む各国から反発が相次いだ為、目標とする2027~28年シーズンでの導入を断念するという。
フィギュアスケートの最大の魅力といえば、音楽に合わせた芸術的な表現とステップやジャンプなどの高度な技術だ。この2つを切り離してしまうのはフィギュアスケートという競技の全否定になりかねない。
SNS上では「技術と芸術を分けることなどできない」「どう考えても改悪だからこのまま立ち消えになってほしい」と、導入見送りに理解を示す声がある一方で、「フィギュアスケートもスポーツなのだから、難しいジャンプに挑み、技術の向上を目指すのは当然の事だと思う」「新しいルールでの大会も一度見てみたい」との意見も見られ、議論を呼んでいる。
さらに、2026〜27年シーズンから導入される「フリーのジャンプ数を7本から6本に減らす」などの新ルールに対しても現場の不満は強い。男子世界王者のイリア・マリニン(米)は米メディアに対し、「選手の声が届かないのは非常に辛い。長年培ってきたものを大きく損なう」と猛反発した。
相次ぐルール変更に、王者をはじめ競技界の不信感はピークに達している。
記事/おかだみゆき
編集/まるスポ編集部
