時代の寵児・上谷沙弥とのレジーナ戦

――2024年7月14日、“CATCH THE WAVE(=キャッチ)”で優勝した上谷選手が、その後“闇落ち”してヒールに。11月4日後楽園、宮崎さんとのレジーナ戦では“沙弥様”と激突しました。
宮崎:私はヒールになる前の上谷の入場がすごく好き。7月のキャッチの最終戦は、キラキラした“ヒール前”の入場だったんです。
でも3ヶ月後のタイトルマッチが決まった時、彼女はヒールになっていました。「あの入場は見られないのか」と…「あっ、それなら私がやろう!」と頭を切り替えました。
通常、チャンピオンは後から入場しますが、私は上谷の入場曲「Sky Dance」を使って先に入場しダンスを披露しました。ちゃんと最後までやりたかったので、事前に交渉して実現させました(笑)。
――王者が先に入場するのは、全日本プロレスの宮原健斗選手以外はほとんど見られません。とても斬新でした。ヒールになったばかりの上谷選手との対戦はいかがでしたか?
宮崎:彼女がヒールに転向したと知った時は「ちょっと待って、ちょっと待って」と思いましたよ(笑)。以前の上谷の入場は、どこか物悲しさが漂っていて、それがすごく印象的だったんです。
だからキャッチ出場中の上谷が入場する際、広田(さくら)に「見てみて!入場カッコいいんだよーー」と盛り上がっていました。今でも以前の上谷の入場は動画で見ますね。だからこそ、入場を真似してでもやりたかった。
