【DDTプロレス 樋口和貞(前編)】力士時代の悔しさを思い出した

――試合後、秋山選手が樋口さんに対し「俺だけじゃなくって誰に対しても今のスタンスを変えるな」とコメントしていました。

樋口:秋山準の腰にベルトを巻かされたことは素直に悔しかった。そして「この悔しさは何かに似ている」と。自分の過去を紐解いた時、力士時代に辿り着きました。

プロレスデビューして7年、自分は落ち着いてしまった部分があった。タイトル戦前、秋山準とSNSのやり取りから始まりタイトルマッチに敗戦。そしてベルトを巻かされることを経験した。本当に悔しかった…その悔しさは相撲時代に相手力士に敗れて何度も繰り返したものと同じだったんです。

大相撲時代、自分は幕下止まり。関取に上がる力士と戦うたびに直面した「悔しさ」。若い頃は幾度となく「腹立つな!」という苦い思いを経験しました。

でも大相撲からプロレスの世界に入り今年で33歳。後輩も入り立場的に安定してきた。そんな状況の中、「ベルトを巻かされる」と屈辱的な経験をさせられた。力士時代の「ちくしょう!このやろう、いつか見てろよ」という気持ちを思い出しましたね。

もちろんプロレス界に入って悔しい思いは散々してきました。ただ敗れた後、「負けた相手の腰にベルトを巻かされる」というのは、試合で負ける以上に堪えました。

試合前からSNS上でいろいろやり取りがあり試合でカウント3を取られた。リング上で白黒はっきり付けられたわけです。約束は約束なので守ります。ただ…表面には出さないけど心の奥で思うことはあります。

――6.20の遠藤戦で、これまでの樋口さんではなく新しい樋口さんを見た気がします。鬼気迫るというか目の色が変わったような…

樋口:秋山戦のあと、自分自身のファイトスタイルを大きく変えたつもりはありませんが、悔しい思いを味わったので意識が変化したのかも知れません。

【KING OF DDT 2021 2回戦 遠藤哲哉 vs樋口和貞】

――その秋山選手と戦った2週間後にHARASHIMA選手と岡林裕二選手のスマイルピッサリとKO-Dタッグ王座をかけて敗れました。

樋口: HARASHIMA・岡林、何度も戦ったし組んだこともあります。秋山戦から2週間でKO-Dタッグ戦というのを言い訳にしたくない。もちろん万全な体勢で臨みました。結果、自分が取られてベルトを失った。

昨年EruptionはKO-Dタッグ、KO-D6人タッグと最大で5本のベルトを保持していたのに、現在は1本もない。

【赤井沙希 安納サオリと対戦!】

坂口さん、赤井さんと自分、本当に悔しい思いをしている。「Ultimate Tag League 2021」も出だしが良かったのに獲れなかった。今年に入って悔しい思いが続いているので「絶対に俺たち(Eruption)は巻き返さなければ」と強く持っています。

(後編につづく)

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<インフォメーション>
7.4後楽園ホールにて「BLACK OUT presents KING OF DDT 2021 FINAL!!」が行われます。トーナメントを制するのは誰になるのか!

チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。

DDTプロレスリング Twitter
樋口和貞 Twitter

取材・文/大楽 聡詞
写真提供/DDTプロレスリング

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