目次
プロデビューと那須川天心の影響、そしてプロの現実

ーープロデビューはいつですか?
寺山:15歳ですね。高校1年生でデビューしました。
ーーかなり早いデビューですね。
寺山:だいぶ早いですね。那須川天心が15歳でデビューして、チャンピオンになったんですよね。だから自分も絶対に15歳でプロになると言い続けていました。
ーー寺山選手は那須川天心選手と交流があるんですよね。
寺山:年齢は5つ違いますが、小さい頃から同じジムでした。自分が18歳だった2023年、天心がボクシングに転向したんです。
その時、自分は天心に頼りっきりでいたくないと思った。だから天心と所属していた「TEPPEN GYM」を辞めて、色々なジムにお世話になって、今の「ARK FIGHT GYM」に辿り着きました。
ーー寺山選手にとって、那須川選手はどのような存在なのでしょうか。
寺山:いつか自分が天心を超えたいと思っていたんです。いつか試合をしたかったし、絶対超えてやろうと思っていた。でも、天心がキックボクシングの世界からいなくなった時に、何を目指しているのか、目標を失いました。
そのとき、自分がなりたかったものはなんだろうと考え直して、「天心を求めていたわけじゃないな」と。そこから気持ちが上がっていきました。