“休養ライン”とされる借金15に達したが、球団首脳は続投を名言した(写真はイメージ)
開幕前に「今年の中日は違う」という期待を抱いたファン、そして評論家は少なくなかった。だが気づけば借金は15。5月終盤にして、早くもBクラスどころか“シーズン終了感”すら漂い始めている。
5年15億円の期待はどこへ…巨人・甲斐拓也が直面する“10年ぶり開幕二軍”の現在地
開幕戦で9回に4点リードを追いつかれサヨナラ負けを喫したのを皮切りに、終盤で試合をひっくり返されるケースが相次いでいる。
極めつけは5月20日の阪神戦(甲子園)。7回表を終えた時点で7−0とリードしていたが、7回裏と8回裏で全て吐き出し結果はサヨナラ負け。井上一樹監督が「話す内容がない」と取材拒否するほどだった。
直近の試合である24日の広島戦(バンテリン)でも敗戦し、16度目の逆転負け・4カード連続の負け越しとファンにとっては目を逸らしたくなる数字が並んだ。
そして今季の借金は15。ここでSNS上では指揮官の“休養”・“解任”の文字が踊り出した。というのも、過去監督休養の目安とされていたのが借金15だったためである。
2016年の谷繁元信監督や、記憶に新しい24年の西武・松井稼頭央監督は借金15の時点で休養を言い渡されていた。
しかも当時の西武は交流戦に入ろうとするタイミングで15勝30敗と現在の中日と全く同じ勝敗であった。
ただ、立浪和義前監督時代は借金15となっても最後まで指揮を執っており、井上監督1年目の昨季も63勝78敗2分と借金15で終えていた。
休養という言葉が飛び交っているのが影響してか、中日のフロントは早くも井上監督に託す方針を示した。「交流戦での巻き返しを願っています」と、今後の戦いに期待を寄せる。
救援陣崩壊の状況を鑑みて、首脳陣のテコ入れも図った。4月に落合英二2軍投手コーディネーターを一軍に配置転換。
さらにブルペンを担当していた浅尾拓也投手コーチが外れ、4月から新たな肩書きとなった落合投手コーディネーター兼マネージャー兼スコアラーが22日からベンチに入っている。
現在の投壊状況で「浅尾のストレスが心配」(井上監督)と、責任を感じている心境を配慮してのことだった。
もがき苦しむ井上竜だが、まずは26日から始まる交流戦で巻き返しを図る。
記事/まるスポ編集部
