「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON B1リーグ戦」アルバルク東京vs 宇都宮ブレックスの試合が10月3日に行われた。
1051足の想いが詰まったバスケットボールコートがアルバルク東京の新拠点に!
開業を迎えた新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」で迎えた歴史的な一戦は、9,534人のファンが詰めかけた。
記念すべき試合を勝利で発進したいアルバルク東京(A東京)だったが、第1Qで10点リードを奪われると、以降劣勢が続き56-81と昨年のチャンピオンチームに屈する結果となった。
ただ、A東京はメンバーを次々と欠く厳しい状態にあった。
ライアン・ロシターと新加入のブランドン・デイヴィスがすでにインジュアリーリスト入り。さらにエースガードのテーブス海がコンディション不良のため欠場を余儀なくされた。
追い討ちをかけるように、テーブスに替わる形でPGで先発出場した新加入の中村浩陸も、第2Q終盤に左足首を捻って倒れ込んだ。
自力で立ち上がることができず、両側で支えられながら戦列を離れる事態となっていた。
そんな中気を吐いた一人が安藤周人。3Pシュート3本を決めるなどチーム最多の16得点をマークした。
試合後に安藤は現状を踏まえ、「自分たちの現在地がここなんだということが改めて分かったと思います。
今日の敗戦を受け止めて次に何ができるかというのを、一日空くのでしっかりと考え直したい」と強い姿勢を崩さなかった。
特に安藤のその姿勢が強く表れたのが後半だった。3Qに5得点、4Qに8得点と後半だけで13得点を挙げ、積極的に3Pシュートを狙いに行った。その時の心境を語った。
「今のロスターだと“自分がやるしかない”と思って、がむしゃらにやり続けるしかなかった。点差が開いていたとしても、観に来てくださったファンの方たちに情けない姿を見せることができないし、アリーナをつくってくれた方たちへの感謝の姿勢というのを、試合で見せないといけない立場なので。そういった姿勢を、40分間見せ続けるのが必要だと思っています」
