21得点を挙げた安藤周人
12月10日に行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON B1リーグ戦 13節」。
アルバルク東京(A東京)と横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)との試合は、74-67でA東京が勝利を収めた。
バイウィーク明け初となるホーム「TOYOTA ARENA TOKYO」での試合は、終盤まで僅差のシーソーゲームとなった。
安藤周人「自分がやるしかないと思って、がむしゃらに」 劣勢の中でも見せ続けた攻めの姿勢
A東京は第1Qに5点のビハインドで終えると、第2Qでは24得点を奪い逆転し前半を終える。
しかし第3Qには横浜BCの猛攻に遭い再逆転を許すも、第4Qは再び20得点超え(23得点)をマークしたA東京がまたもや逆転。そのまま逃げ切り、この試合を制した。
勝利の立役者の一人が安藤周人。3度の3Pシュート成功を含む21得点とチームを牽引した。
この試合の前まで、バイウィークを挟み4連敗中。テーブス海やブランドン・デイヴィスに続き、さらにチーム得点王のセバスチャン・サイズもこの日欠場を余儀なくされ、苦しい状況に追い討ちをかけられていた。
そんな逆境を跳ね返して勝利へと導いた安藤は、お立ち台でファンの前に向けて「このチーム状況なので、本当にやるしかない。やるしかなかった」と一試合一試合に懸ける気持ちを語っていた。

この“やるしかない”というフレーズ。安藤は開幕からその言葉と共に闘志を全面に出してシーズンを戦っている。
TOYOTA ARENA TOKYOで行われる初めての公式戦となった開幕戦、劣勢を強いられた展開でも「がむしゃらにやり続けるしかなかった」と戦う姿勢を見せ続け、3Pシュートを積極的に狙い16得点を挙げていた。
デイニアス・アドマイティスHCも安藤が見せるパフォーマンスや姿勢に、リスペクトと更なる期待を送っている。
「今日も戦う姿勢・その強度を最後まで落とさずにしっかりとプレーしてくれたと感じていますし、これは他の選手にもいい例だと思います。
シューティングガードというポジションですので、スピードのある中のプレーもそうですし、そしてシューターですので 1本・2本と決まっていったら、どんどんいい形でプレーが生まれてきている。
今日だけではなく彼のパフォーマンスはいつも素晴らしいので、以降の試合でも今日のような働きをして勝利に貢献していってほしいです」
約3週間ほどあったバイウィーク。安藤はこれまでを振り返りながら、ある課題と向き合っていた。
「18試合やって何が悪かったのか、何を次は目的としてやらないといけないかを選手・スタッフ・コーチ陣たちと明確にして取り組んでいました。
自分の中ではさらにシュート確率を上げないといけないなと。特に開幕してからの18試合ではペイント内のシュート確率が悪かったです。なのでそこを意識してしっかりバイウィーク中はやり続けました」
