かつて闘魂三銃士も立った東京ドームのリング。第0試合出場のヤングライオンの眼差しはメインイベントを見据えている(1月4日 東京ドームにて)
新日本プロレスのシンボルである「ライオン」の名を冠したヤングライオン杯争奪リーグ戦は、若手選手の育成を目的として1985年から不定期に開催されてきた。優勝者には「海外遠征」という特典があり、その激闘は常にファンの注目を集めている。
豪華すぎる第1回大会(1985年)
記念すべき第1回大会のメンバーを振り返ると、その豪華さに驚かされる。
優勝者:小杉俊二
主な出場者:武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋、山田恵一、船木優治(誠勝)
後に「プロレス界の至宝」と呼ばれる選手たちが一堂に会したこの大会。ここから始まった三銃士の物語やその後の山田や船木の活躍を思うと、非常に感慨深い第1回大会と言える。
闘魂三銃士・黄金時代の幕開け(1980年代後半)
第2回(1986年)では山田恵一が優勝。そして第3回(1987年)ではついに蝶野正洋が橋本真也を破って優勝を果たす。この時期のヤングライオン杯は、まさに「次世代のスター」が誰であるかをファンに決定づける場となっていた。
「第三世代」がしのぎを削った90年代
1990年代に入ると、現在もベテランとして活躍する「第三世代」が登場。
第4回(1993年)優勝:山本広吉(天山広吉)
第5回(1994年)優勝:小島聡
第6回(1995年)優勝:中西学
第7回(1996年)優勝:石澤常光(ケンドー・カシン)
永田裕志、大谷晋二郎、高岩竜一といった実力派たちが、毎年のように激突。誰が勝ってもおかしくないハイレベルな戦いが繰り広げられた。
暗黒期を支えた若き才能と12年の空白
2000年代に入り、第8回(2000年)で鈴木健三(KENSO)、第9回(2004年)で田口隆祐、第10回(2005年)で後藤洋央紀が優勝。棚橋弘至や真壁伸也(真壁刀義)、柴田勝頼といった後のトップスターたちもリングで牙を研いでいた。
だが2005年の第10回大会を最後に、ヤングライオン杯は長い休止期間に入る。次に開催されたのは12年後の2017年。長年若手を支えた故・山本小鉄氏の名を冠した「山本小鉄メモリアル」として復活し、北村克哉が全勝優勝を飾った。
グローバル化と新たな波(2019年〜)
直近の第12回(2019年)では、大きな歴史の転換点あった。
優勝者:カール・フレドリックス
LA道場勢が参戦し、外国人選手として初めてカール・フレドリックスが優勝。海野翔太や成田蓮、辻陽太、上村優也との激闘は、新しい時代の到来を告げるものだった。
第13回大会が1月19日から開催。実に6年4か月ぶり。次にこの栄冠を勝ち取り、未来のプロレス界を背負って立つのは果たして誰なのか。
「ヤングライオン杯」6年4か月ぶり開催!嘉藤匠馬、村島克哉ら次代を担うのは誰だ?
編集/まるスポ編集部
