――その準烈も2021年10月に解散しました。これは大石選手が決めたことですよね。

大石:昨年7月、腰を負傷し僕は「準烈」のリーダーなのにリングに上がれなくなった。診断の結果、復帰に一年以上かかると言われました。渡瀬や岡谷に「大石さんが戻れる場所『準烈』を守る」と思ってほしくなかった。もし僕の欠場中に渡瀬や岡谷にやりたいことができたら、準烈が足かせになってしまう。怪我で欠場中の僕には若い渡瀬や岡谷にしてあげられることがない。だから厳しい言い方だったけど「KO―D8人タッグ王座を獲得できなかったら解散しよう」と提案した。

その後、渡瀬はガンバレプロレスに移籍し岡谷はEruptionに加入。それぞれ団体やユニットで名前を上げてきている。結果的に良かったと思います。

――渡瀬選手も岡谷選手も覚醒した気がします。

大石:レスラーとして成長しています。ただ「準烈」という名前を手放すのは惜しかったですね。本家「純烈」のファンの方もたくさん応援してくれたから。

――ところで復帰に向けて練習はいつから始めましたか?

大石:本格的な練習は6月からスタートしています。それ以前は背中に金具が入っていたので、感覚を忘れない程度に軽めの受け身をしていました。

6月の頭に金具を取る手術をして3週間は絶対安静、6月下旬から動き始めました。現在は受け身も問題ないですね。

――ここで気になるのは大石選手が復帰後、「どのユニットに所属するのか問題」です。

大石:DDTはリング上の流れが早い。欠場前、フェロモンズはなかったですから(苦笑)。「フェロモンズに加入するの?」とか「やっぱりバーニングでしょう?」とか色々な声が耳に入ってきます。ただ自分がリング上でどこまで出来るか分からないので、ハッキリとは言えないです。練習と試合は違います。秋山さんから「ちょっとずつやらないとダメだ。やれると思ってもやっちゃダメ、やってみて出来たらやりなさい」とアドバイス頂きました。

――ユニットに関して大石選手はフェロモンズでもバーニングでも面白いと思います。

大石:それ以外にもEruptionやDISASTER BOXもある。僕がいない間に新しいユニットが2つ出来きました。でもまずリングに上がってからですね。

――その復帰戦は7.24後楽園ホール。平田一喜選手と組んで彰人選手、石田有輝選手とタッグマッチで対戦します。

大石:平田と彰人は気心が知れた2人。DDTに上がって11年、ずっと試合してきた仲間。そこに初対戦の石田が加わる。早く石田に触れたくてしょうがないんですよ。

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