【DDTプロレス 吉村直巳(2)】DDTに「吉村もいるよね」になりたいと思っていたけど、「ならなきゃいけない」に変わりました

――6.12 Cyber Fight Festival 2022が終わり、6.16新宿大会がKING OF DDT 2022の1回戦。この短期間に切り替わったのでしょうか?

吉村:完全に切り替わりました。1回戦のクリス・ブルックスとは、今年タッグやシングルの大切な場面で何度か対戦しています。何をしてくるか分かっているつもりでしたが、まさかシューズの紐を結ばれるとは(苦笑)。ただクリスの攻撃を1発で断ち切る方法を知っていたので勝つことが出来ました。

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――2回戦の相手はHARASHIMA選手。6.19後楽園のメイン、HARASHIMA選手と吉村選手、大切に戦っているように感じました。

吉村:メインイベントの雰囲気を作ったのはHARASHIMAさんです。僕はシングルマッチで後楽園のメインは初めて。後楽園で1番最後の入場を1人で経験し「みんな、こんな気持ちを感じていたんだな」と感慨深かったですね。でも相手がHARASHIMAさんだったので、いつも通り戦うことが出来ました。

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KING OF DDT 2022前は凄く気張っていました。「俺がやらなきゃ、俺が変わらなきゃ」って思っていた。でも1回戦クリスと戦って「DDTのプロレスって、こうだったでしょう?」というのを勝手に感じました。クリスはDDTで1番強いレスラーを決める「KING OF DDT」でシューズの紐を柵に結ぶようなことをしてきた。飯野雄貴さんやMAOさんの試合もそう。それで肩の荷が下りました。

HARASHIMAさんとの2回戦は「成長を見せつける」よりも「この試合をとにかく楽しもう」と。同じユニットなのでシングルマッチはほとんどない。だったら、「やりたいことをやろう」と思いました。それがレスリング。ただ僕は柔道をやっていたけどレスリングの経験があるわけではない。

1度離れて2度目組み合う時、観客を気にせずHARASHIMAさんしか見ていない自分に気づきました。一瞬だけ客観的になりましたね(笑)。

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