――Eruption加入前の岡谷選手の映像と比較したら、顔つきが変わりましたよね。

樋口:そうなんですよ。だから「お前の好きなように戦えよ」とコーナーに立ちながら岡谷の背中を見ています。

――そして5.1横浜武道館、HARASHIMA選手と佐藤光留選手が組み、坂口選手、樋口選手とのタッグ対決。この試合を詳しく教えて頂きたいのですが、後半の樋口選手のテンションの上がり方が尋常ではなく久しぶりに「覚醒した樋口和貞」を見ることができた気がします。あの試合で何を感じましたか?

樋口:あの試合で自分と坂口さんに火を付けてくれたのは佐藤光留です。自分にとって佐藤光留のイメージは「観客として観ていた頃、DDTで戦っていた選手」です。試合前から、その選手と戦うので気持ちが高ぶっていました。リング上で対峙したら佐藤光留は素晴らしいレスラーで、観ていた頃の懐かしさやバチバチの戦いで火が付きましたね。

――その姿を見て、なぜかブレーンクローを使い始めた頃の樋口選手を思い出しました。

樋口:最後HARASHIMAさんからブレーンクローでフォールを奪いましたが、やっとブレーンクローが自分に馴染んだ気がしました。

この1年はしっくりこなかった。もちろん自分の技だし大事な場面で使っていました。でも本当に5.1横浜で初めてグッと来たというか、「自分の技」になったと感じましたね。

――僕はあの試合を見てCyberFight Festival 2022で遠藤哲哉選手のKO-D無差別級ベルトに樋口選手が挑むと確信しました。でも発表されたカードは遠藤哲哉選手と秋山準選手の新生バーニングと組んでプロレスリング・ノアの対抗戦に出場。発表された時の樋口選手の気持ちを教えて下さい。

樋口:それこそ、「なんでだよ!」と。会社は自分の気持ちを何も考えていないのかと思いました。正直バーニングの隣に立ちたくないですから。

――2020年、樋口選手と遠藤選手の挑戦剣を賭けた戦いが行われました。結果、遠藤選手が挑戦剣を手にして田中将斗選手に挑みKO-D無差別級王座奪取。昨年はKING OF DDT 2021の2回戦、樋口選手が遠藤選手から勝利しています。もう1人のパートナーが因縁浅からぬ秋山選手。隣に立ちたく…

樋口:嫌でした。対抗戦のカードが発表された時、「俺が1人で戦ってやるよ」が素直な気持ちです。でもDDT代表として対抗戦に出場するのであれば、絶対に勝たなければいけない。

少し心変わりしたのは5.30川崎クラブチッタで稲村愛輝と戦った時です。結果15分ドロー。正直「こいつはすごい」と感じました。対抗戦に勝つために自分1人で戦ってはダメだと。

1 2 3 4 5

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次