やりたい放題のゲイブがOSKARを倒した
19日、新日本プロレス札幌大会で『G1 CLIMAX 36』Bブロック公式戦が行われ、OSKARがIWGP GLOBALヘビー級王者のゲイブ・キッドに敗れ、今大会初黒星を喫した。
この日もゲイブは入場からやりたい放題だった。客席から姿を現すと、手にしていたGLOBAL王座のベルトを投げ捨て、リング上でもファンに暴言。試合では張り手や噛みつきなど荒々しい攻撃を繰り出し、OSKARを執拗に挑発した。
それでもOSKARは巨体を生かした猛攻で対抗。高角度のチョークスラムからナイトメアホールドに捕らえ、一気に勝負を決めにかかる。しかし、ゲイブは驚異の粘りで脱出すると、最後はドリル・ア・ホール・パイルドライバーを連発。OSKARから3カウントを奪い、勝ち点を4に伸ばした。
だがゲイブの暴走は試合後も止まらず、ベルトを手に放送席にいるゲスト解説のタイチを挑発すると、再びリング上へ放り投げた。見かねたタイチが怒って席を立つ場面もあり、ゲイブは最後まで傍若無人に振る舞った。

バックステージでもゲイブは「お前なんか最初から相手になってなかったんだよ。俺は学生の頃から伝説なんだ。今日もお前に格の違いをきっちり教えてやった。このガキが。たっぷり教育してやったよ」とOSKARを挑発。
一方のOSKARは「今のレスラーたちは寄生虫のようだ。好き勝手に振る舞って、何ひとつ敬意を払わない」と痛烈に批判。「この流れを止められないなら、この会社は終わりだ」と警鐘を鳴らし、「問題はあいつらを育てたシステムそのものだ。結局は欲だ。会社の強欲だ」と新日本のあり方にまで踏み込んだ。
さらに「本当は、みんなで一緒につくっていくべきなんだ。ファンが何を求めているのか、俺には分かってる。でも、あいつらは自分たちが何を求めているのかすらわかっていない」と訴えたOSKAR。その問題提起は、敗戦の悔しさだけでは片づけられない重みを残した。
