9月10日、新宿FACEで37周年記念大会を行う伊藤薫(右)
9月10日、東京・新宿FACEで「伊藤薫 37th ANNIVERSARY」が開催される。メインイベントでは、デビュー37周年を迎えた伊藤薫がChi Chi、フワちゃんと組み、Sareee、彩羽匠、なつぽい組と6人タッグマッチで対戦する。
9月末で閉館する新宿FACEに、女子プロレス界の歴史を刻んできた伊藤が集めた6人。それぞれの縁を結んだ一戦に込めた思い、そして次世代へ伝えたいものを聞いた。(取材・文/大楽聡詞)
⬛︎ 6人にある、それぞれのつながり
――メインイベントの6人は、どのような経緯で決まりましたか。
伊藤:なつぽいが来年1月3日に引退することを発表しました。まず、なつぽいとSareeeに組んでもらいたいと思ったんです。現在、Sareeeとマーベラスの彩羽匠選手は「スパーク・ラッシュ」として活躍していますし、この3人が組む機会はなかなかないだろうと考え、実現させました。
対戦相手には、私自身の執念をぶつけるためにも、当然私が入る。そしてChi Chiは今も頑張っていますし、Sareeeが面倒を見ているという関係性もあります。これからの時代を担う選手として選びました。
フワちゃんはSareeeが指導していますが、私もサポートしてきました。高い身体能力を持っていますし、これからも頑張ってほしい。浮かんだ選手たちを考えていくと、一見バラバラに見えても、この6人には共通するものがあると思っています。
⬛︎ 37年を経ても、リングで伝え続ける
――デビュー37周年を迎えました。早かったですか?
伊藤:37年は本当にあっという間でした。若手時代にアジャ・コングさん率いるジャングル・ジャックに入ったことをきっかけに、さまざまな経験をさせてもらいました。
単身中国に渡り、中国人選手による女子プロレスユニット「ダリアンガールズ」のコーチ、レフリーを務めたこともありましたし、辞めようと思ったことも、「もういいかな」と思ったこともありました。
それでも、身体が続く限りはプロレスラーとして、次の世代に伝えられるものを伝えていきたい。今の時代の新しいものを取り入れながら、昔の良き時代のプロレスも残してほしいと思っています。
あとどれだけできるかは分かりませんが、試合を通して伝え、教えていく。それができる限り、リングに立ち続けたいです。
NEXT >> 引退する、なつぽいへ
