「カヌーは生涯スポーツ」――それが、大城良介さんと妻・智子さんの合言葉
◼️カヌーポロの「中毒性」と、ピラミッドの底辺を広げる“草大会”
――カヌーポロの魅力について改めて伺いたいと思います。水上で道具を操りながら、さらにボールを扱う。ゲームとして成立するまでのハードルは高いのでしょうか?
大城:いえ、実はスプリントに比べて、ゲームとして成立するまでのハードルはポロの方が低いんです。
カヌー自体が安定していて初心者でも簡単に乗れますし、たとえ真っ直ぐ漕げなくても、同じレベルの人同士なら試合が楽しめます。
艇がくるくる回ってボールが取れなくても、みんなでワイワイ点を取る姿は最高に盛り上がる。「悔しい!」「次はこうしよう!」と思えた瞬間に、もうゲームとして成立しているんです。
体験会でも最後に必ず試合をやりますが、どっちが勝ったという思い出が「楽しかった」という記憶に直結します。私らの役割は、その「できた!」という瞬間を演出することだと思っています。

――大城さんは、「競技をやめない仕組みづくり」についても熱心に考えられていますね。
大城:もっと草大会のような、誰でも参加できるレースが増えればいいなと。トップ選手の後ろに何万人もの市民ランナーがいる陸上のマラソンのように、年齢や性別を問わず、みんなが走り続けられるコミュニティやカヌー文化が日本にも必要です。
「100歳まで生きる時代」と言われる中で、健康維持のためにも、楽しんで体を動かし続けられる場を創りたいですね。
