
――田中さんは川崎球場でグラジエーターと闘った時に、リング内から場外にあるテーブルにパワーボムで叩きつけたことがありましたね。あとグラジエーターのような外国人レスラーも今の時代、なかなかいないですよね。ちなみにグラジエーターとは対戦経験はあるのですか?
マンモス:本当にド新人の時に闘ってるんですよ。グラジエーターはナチュラルな力強さとは違うんです。例えると曙さんの突き押しってあるじゃないですか。あれはガーって手が伸びた後にもう一回、突き押されて、「バコーン!」という波が来るんですよ。
グラジエーターにアッサムボムで引っこ抜かれた時に、F1みたいな出力の高いエンジンみたいなパワーの波があって凄かったんですよ。あれはビックリしましたね。
――グラジエーターはFMW最強外国人レスラーですよね。話が逸れましたが、黒田さんの凄さについてお聞かせください。
マンモス:黒田さんは田中さんとはタイプが違って、「北斗の拳」で例えるとジュウザなん(通称・雲のジュウザ。決まった型を持たない「我流の拳」を主流にしていた戦士)ですよ。
――それは黒田さんのどの部分にジュウザみたいだと感じたのですか?
マンモス:結構、自由なんですよ。田中さんほどストイックじゃないけど、影では田中さんに負けないほど努力をされているんです。黒田さんはみんながいないところで練習してましたね。あと黒田さんの下地となるレスリングが凄いんですよ。やっぱりミスター・ヒトさんにプロレスを習っていますからね。
2 “俺達のFMW マンモス佐々木編 「第2回 濁流に向き合う(前編)」”で考えました
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