10.18後楽園、KO-Dタッグ王座戦で石田の魂が覚醒した
◼️ユニット「ハリマオ」を背負って
――2022年8月に石田選手がユニット「ハリマオ」に入った直後、2022年11月(2025年4月復帰)吉村直巳選手、2024年6月(2025年3月復帰)樋口和貞選手が欠場。中津良太選手(プロレスリングBASARA)と共に“ハリマオ”の看板を背負いましたね。
石田:僕は「背負っている」という気持ちよりも、「このユニットを守っていかないといけない」という気持ちでした。「僕がしっかりしないと“ハリマオ”が途切れてしまう」。その思いで頑張れました。
それに…僕が休んでいる間に先輩たちが頑張ってくれた時期もありましたし。先輩2人に比べて僕ができることは多くありません。
欠場中の先輩たちの代わりにできることは、ユニット「ハリマオ」を守ること。ですから「ハリマオを絶対に守る」という思いで必死でした。
2年5ヶ月ぶりに復帰の吉村直巳「みんなに支えられたのを実感した期間。いただいた恩を返していきます」
――今年3月に樋口選手、4月に吉村選手が復帰されましたね。
石田:もう、めちゃくちゃ嬉しかったですね!やっとハリマオが揃ったと。吉村さんは僕がハリマオに入って長期欠場に入られたので、復帰された時は言葉にならない感情が込み上げてきました。
樋口さんも、吉村さんも、中津さんもいて、そして自分がいる。やっと「ハリマオ」が完成した。みんな揃ったという気持ちで感無量でした。
――吉村選手に復帰当時の心境を尋ねた際、「石田が1人でちゃんと背負っていたのが、まず何よりも大きかった」と。
石田:そう言ってもらえるのはありがたいです。僕は僕のできることを必死にやっただけなので。先輩たちが戻ってこられる「ハリマオ」という場所を守りたかった。それだけです。
