10.18後楽園、KO-Dタッグ王座戦で石田の魂が覚醒した

◼️葛藤と再確認:プロレスから離れていた時期
――2024年5月から8月まで、大阪に活動の拠点を移しました。あの時、「プロレスから気持ちが離れてしまったのかな?」と感じていたファンもいたようです。
石田:いえ、実はそういうわけではないんです。2023年にヘルニアで欠場しており、復帰後も腰の状態が上がったり下がったりで、フルでプロレスをやることに自信が持てなかった時期がありました。
ヘルニアは完治するものではないので、自分の身体と向き合いながら活動する必要があった。休んでいた期間も精神的にきつかったですね。
そんな中、大阪での別のお話をいただきまして、プロレスよりも比較的、身体への負担が少ない。そちらで活動しながら、プロレスもできればと考えたんです。
ただ当時は自分の気持ちがはっきりとは分からなかった。「どうしたらいいか」は迷っていましたが、「お話が来たからやってみよう」という気持ちが強かったのは事実です。
――やはりプロレスに対しての気持ちが大きかった?
石田:そうですね。大阪での経験も、自分を見つめ直す良い機会にはなりました。ただ、昨年8月に戻ってきてからも、何となくやっているような、”何か一つ足りない気持ち”を抱えていました。
