
来季MLBへの挑戦か否か、連日報道が加熱している巨人の岡本和真内野手。
12日にクライマックスシリーズ(CS)敗退後、「ポスティングでメジャーへ」などといった文字が踊り、また米球界屈指の代理人として有名なスコット・ボラス氏の高評価や、現地記者の報道など日に日に注目度が上がっている。
ただ、先日は「ポスティング見送りへ」といった話題も出るなど情報は錯綜。
これについて岡本本人はジャイアンツ球場での練習後に「別に行くとも行かないとも言ってない」と言及した。
今季は5月6日の阪神戦で中野拓夢と交錯し、左肘の靱帯損傷の大怪我を負ったが、8月16日に復帰。シーズンでは69試合出場で打率.327・15本塁打・49打点の成績を残した。
昨年の契約更改時にMLBについて問われると、「毎年、毎年、上を目指してやっているので。スポーツを、野球をしていたらそういう目標を持っている」と憧れの舞台であると述べていた。
ただ、それはあくまでアスリートとして上を目指すということであり、来季から挑戦する村上宗隆(ヤクルト)のように将来的なMLB挑戦を名言しているものではなかった。
岡本はポスティングについても触れ、「球団の許可が必要なもので僕がどうこうできる話じゃない」ともコメント。
巨人でポスティングによるMLB移籍を認めた例は19年オフの山口俊のみ。菅野智之も翌オフに申請したが、新型コロナウイルスの影響で移籍市場が冷え込んでいたこともあり残留。昨オフに海外FAでオリオールズに移籍した。
米球界やメディアも注目する巨人不動の4番の行方。今後もさらに加熱する気配を見せている。
記事/まるスポ編集部