
今日からいよいよ始まるプロ野球のクライマックスシリーズ(CS)。
セ・リーグではDeNAが巨人を横浜スタジアムに迎え、ファーストステージを行う。そんな中、あの助っ人投手がCSの戦線から離れることが決まった。
DeNAのバウアーが10日に出場選手登録を抹消された。再登録は20日で、この日はファイナルステージの最終第6戦。そのため、CSでの登板機会はほぼなくなったことを意味する。
レギュラーシーズンでは最終戦に先発するも3回4失点と結果を残せず、首脳陣はバウアーをリリーフで起用することを視野に入れていた。
しかし、8日に行われた日本通運との練習試合では1回5安打5失点と大乱調。社会人チーム相手に厳しい投球内容となり、これが決め手となった。
1月に総額9億円規模ともされる契約で2年ぶりに復帰した元サイ・ヤング賞右腕。
23年は10勝4敗・防御率も2.76をマークしAクラス入りに貢献しており、日本シリーズ連覇そして昨季果たせなかったリーグ優勝最後のピースとしてファンは大いに期待を寄せた。
だが、開幕してからは本調子とはいかず再調整による登録抹消を繰り返し、4勝10敗・防御率4.51と前回と勝敗が入れ替わってしまった。
加えて発言や行動で物議を醸すケースも目立った。
6月に自身のYouTubeチャンネルで広島を虫に例える発言で挑発すると、8月21日の同じく広島戦では5回表に小園海斗を打ち取った後、ベンチへ戻る際に小園のバットを蹴り付けた。
これにはファンのみならずOBたちからも批判が続出していた。
CSでは事実上の“戦力外”となったバウアー。現在横浜スタジアムでのビジター応援エリアの移設の件でチームにも厳しい言葉が寄せられているが、助っ人右腕に対してもネット上で容赦なく批判の声が飛んだ。
バウアーは1年契約なだけに、オフには去就にも注目が集まろうとしている。
記事/まるスポ編集部