「はずかし固め」の行方とスターライト・キッド選手との秘話

――宮崎さんの代名詞「はずかし固め」の継承者については、SNSで男色ディーノ選手が名乗りを上げていましたね。
宮崎:それはまだ考え中です。ディーノ選手をはじめ、思っていた以上にたくさんの方から連絡をいただきました。
ただ私は“はずかし固め”は、これからの時代、もっと厳しくなるだろうし、淘汰されるべき技ではないかと考えています。だから私が引退したら、「皆さん好きなタイミングで使ってください」とフリー素材みたいな感じで考えていました。
――“はずかし固め”は精神的な攻撃である一方で、技をする側は大変だと聞きます。
宮崎:そうなんです。あの技は自分のみぞおちに相手の体重を100%乗せるので、やるのが思ったより大変なんです。
軽い選手でも、みぞおちに体重全体が乗るのはきつくて、それを耐えられる選手はなかなかいないんです。男性の場合、首もつらいと思います。
――継承式のようなものを、1月1日の引退試合で行う可能性もありますか?
宮崎:継承式はあるかもしれません。
