目次

遠藤哲哉の言葉、そしてプロレスラーとしての自覚
――昨年12月28日両国大会のバックステージで遠藤選手の口から「BURNING解散」が告げられました。そして今年1月3日には遠藤選手とシングルマッチも行われました。
高鹿:BURNINGとして活動していた時、僕が「どこか制御していた部分」を遠藤さん自身も薄々感じていたんだと思います。
1.3後楽園、敗れたリング上で遠藤さんは「自分の思う通りにやればいいんだ。迷いなくプロレスを楽しめば、お客さんも自然と応援してくれる」と背中を押してくれました。その言葉が自分の中に深く刺さったんです。
――以前は「プロレスラーという実感があまりなかった」と聞きました。
高鹿:誤解されたくないのですが、「プロレスラーとして、一生懸命やるのは当たり前」で、それ以上のことを深く考えていませんでした。いや考えていたんですけど、空回りしていた気がします。
でも最近は、「自分の思うように迷うことなく」プロレスのことを一日中考えたり、悩んだりしています。それにおかげさまで、プロレス関連の仕事やイベントも増えてきて、ファンの方々の応援を直接感じられるようになりました。
――結果がついてきて自信がついたのでしょうか?
高鹿:いろんなことが形になることで自信になりましたね。そういう経験を通して、すごくプロレスラーとしての自覚が芽生えてきたように思います。