
9月6日、横浜武道館で開催されたスターダム「ミツカン”鍋THE WORLD”presents STARDOM TO THE WORLD」は、スペシャルシングルマッチで刀羅ナツコとOZアカデミーの尾崎魔弓が激突した。8月17日におこなわれたOZアカデミー後楽園大会にH.A.T.E.が乱入。OZ認定無差別級選手権試合を妨害し、刀羅が尾崎との一騎打ちを要求。これに尾崎が応じ、シングルマッチが実現した。
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試合はゴング前から殺伐とした空気に包まれた。尾崎がチェーンで刀羅に襲いかかるも、刀羅は冷静にかわす。ゴングが鳴ると、尾崎はすぐさまチェーンを刀羅の首に巻きつけ、リング内外で容赦ない攻撃を仕掛けた。

だがリング下の吏南が尾崎の足を引っ張り、苛立ちを募らせる。尾崎が刀羅をカバーに入ると、今度は渡辺桃がブラックボックスで攻撃。桃のブラックボックスが刀羅に誤爆すると、尾崎はミストで桃を攻撃。オクラホマロールで刀羅を丸め込むも、小波がレフェリーの足を引っ張り、カウントを阻止。
裏拳をかわした刀羅は、自らミストで尾崎の視界を奪うと、ラリアットを放つ。刀羅に担がれた尾崎がもがいていると、桃がブラックバットで一撃。動きが止まった尾崎に刀羅はデスバレーボムを炸裂させ、3カウントを奪取した。
試合後、刀羅はマイクを手にし「H.A.T.E.がいるスターダムにひとりで乗り込んでくる? 何ベビーみたいなことを言ってんだよ。お前の時代じゃないの!今は誰の時代だよ?」と尾崎に問いかけた。

すると尾崎は「尾崎魔弓様様様の時代だよ!」と絶叫し、H.A.T.E.が襲いかかる!
刀羅は「私は粘着質、お前から『刀羅ナツコ』の名前が出るまで追いかけ続けてやる――」と言い放ち、マイクをリングに投げ捨てた。H.A.T.E.の総力を結集した刀羅が、尾崎魔弓を下したこの一戦は、抗争の序章に過ぎないことを予感させた。
記事/まるスポ編集部