【インタビュー】全日本プロレス 鈴木秀樹、受け継がれる「ロビンソン・イズム」――所属としての覚悟(前編)

4.9後楽園、CC初戦で宮原を倒し存在感を示した鈴木秀樹(写真は8.3大田区大会)

――SNSでは「鈴木秀樹が門番」との文字も。

鈴木:門番のつもりはあんまりないです。レスラーがリング上でやることに関してはなんでもいいと思うんです。

例えば他団体の人とかフリーの選手が来て、リングの上でやる分には意義唱えることもないんですよ。どういうやり方であろうと。

ただ、それ以外の部分で「全日本プロレスにとってマイナスなことをしようとする人には僕が行くよ」ってことです。

――CCの記者会見で「初戦の宮原健斗戦が全てだ」と発言し、その宮原選手に勝利。有言実行で所属した覚悟を見せてくれたのも大きかったように感じます。

鈴木:1番って言ったら他の選手に失礼になっちゃうけど、分かりやすいと思ったんですよ。全日本プロレスといったら僕の中で宮原健斗か青柳優馬。

青柳優馬は別ブロック、自分と同じブロックで考えた時に、やっぱり宮原健斗でした。やっぱりそこで勝って見せるのが1番わかりやすいのかなと思います。

――全日本プロレスのキャッチコピー「明るく楽しく激しいプロレス」、鈴木選手は明るい部分もありますし、激しい部分もある。この振り幅の大きさが魅力だと感じています。

鈴木:元々、どんなふうに思われていたか分からないけど、イメージ的に激しい戦い。

「結構、楽しくプロレスをする」といったら変ですが、その時その時に合わせてアジャストしてやっているだけです。

「今日は面白いことをやってやろう」とか「今日は厳しいことをやってやろう」「このシチュエーションだったら自分はこうあるべき」とか考えずに、感覚的に自然にリング上で戦っています。

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