【新日本】EVIL、悲願のG1初優勝逃す!悪の化身が見せた“真っ向勝負”の激闘

10年連続10度目の出場のG1、初優勝を逃したEVIL(写真は7.26大田区大会)

8月17日、有明アリーナで行われた『G1クライマックス35』優勝決定戦。Aブロックを制し決勝に駒を進めたEVILは、悲願の初優勝を目前にしながらもKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)に惜敗。26分を超える激闘の末、夢舞台で無念の結果となった。

EVIL、執念とH.O.Tの介入でついに初の優勝決定戦進出!

試合はゴング直後からEVILがトーキック、ヘッドロックで試合をリード。さらにハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)のメンバーらが介入し、序盤は徹底して主導権を掌握した。EVILはディック東郷が勝手に持ち出した優勝トロフィーを早くも掲げ、観客を挑発する余裕も見せるなど、勝利のシナリオは整ったかに思えた。

だが、ロッキー・ロメロとヤングライオン、ザック・セイバーJr.の加勢によりH.O.T陣は次第に排除されると、ついにTAKESHITAと1対1の真っ向勝負へ。孤立無援となったEVILだが、雪崩式ブレーンバスター、Scorpion Deathlock、ダークネスフォールズと次々と大技を放つ。

終盤、急所攻撃から渾身のラリアットでTAKESHITAを吹き飛ばし、必殺の”EVIL”で勝負を決めにかかるが、TAKESHITAの逆さ押さえ込みからラストライドを浴びて形勢逆転。最後はTAKESHITAのレイジングファイヤーに沈み、目前で栄冠を逃した。

これまでH.O.Tの介入を武器に数々の勝利を積み重ねてきたEVIL。だがG1優勝決定戦という夢舞台で、最後は正々堂々1対1の勝負で挑み、強烈な爪痕を残した。悲願の初制覇こそ逃したものの、その強さと存在感は確実にファンの心に刻み込まれた。

記事/ミライカ

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