約1年の欠場を経て2025年6月に復帰した壮麗亜美。激闘の半年間を振り返る
2025年6月、長い欠場期間を振り払い壮麗亜美がリングへ帰還。5★STAR GPでBLUE STARS-Aブロック2位、レディ・Cとのタッグ「令和東京タワーズ」でのゴッデス王座挑戦。11月のワンダー王座挑戦権争奪戦を含め、あと一歩のところで栄冠を逃し続けた。トップ戦線で存在感を誇示しながらも、形に残る結果を掴めなかった2025年。その胸中にあるのは“手応え”か、それとも“悔しさ”か。2026年、彼女が進むべき道、そして見据える頂について話を聞いた。(取材・文/大楽聡詞 文中敬称略)
激動のスターダムを「外」から見た景色
――復帰した6月21日代々木大会から振り返ってください。欠場期間を経てリングに戻った時、壮麗選手の目にはどのように映っていましたか?
壮麗亜美待望のリング復帰!誓う「地元・福島でのビッグマッチ」と「アーティスト王座」への挑戦
壮麗:私が欠場する2024年7月以前は離脱する選手がいて、ファンの皆様も選手もどこか心が揺れているような時期だったと。
でも、いざ自分が復帰する頃には、スターダムを新たに好きになってくれた方や「これからも応援していくぞ」という熱いファンの方々が集まってくださっていて。復帰戦の代々木大会も満員に近い空気感でした。
――12.24後楽園大会も、素晴らしい熱気でしたね。
壮麗:去年のクリスマス時期はもっと空席が目立っていた記憶があるんです。でも今は違う。これは私以外の選手たちが、私が休んでいる間も必死に積み上げてきた結果なのだなと改めて感じました。
そんなたくさんのお客さんの前で試合ができる幸せを、復帰後は噛み締めています。
――欠場中は解説席から試合を見る機会も多かったですよね。
壮麗:最初の頃は放送席も後楽園ホールの北側(正面)でした。それがバルコニーの方に移動しました(笑)。それだけ会場にお客さんが入っているということ。
バルコニーまで立ち見のお客さんでびっしり埋まっている光景を目の当たりにして、今のスターダムの勢いは本当に凄まじいなと肌で感じました。
