◇明治安田J2リーグ第32節 ロアッソ熊本0-2 いわきFC(2025年10月5日 えがお健康スタジアム)
明治安田J2リーグは10月5日、各地で5試合が開催され、いわきFCはアウェイでロアッソ熊本に2―0で勝利を飾った。前節、逆転負けを喫したいわきは、気持ちを切り替えて熊本戦に臨みたいところ。対する熊本は、前節昇格争いのジェフユナイテッド千葉と引き分け、残留争いの下位チームと勝ち点差を広げたい状況だ。
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試合開始直後から、いわきが激しく攻め上がり、再三チャンスを作るものの、なかなかゴールを奪えない展開が続いた。前半28分の飲水タイムまで、熊本はほとんど攻撃を繰り出すことができなかった。その後、徐々に熊本も相手ゴールに迫り、シュートまで持ち込むシーンを作るが、依然としていわきが優勢に試合を進める。
いわきの攻撃陣が熊本ゴールに何度も襲いかかる中、均衡が破れたのは前半42分。一度はいわきの攻めが跳ね返されるが、ペナルティエリア手前からMF柴田壮介が右足を振り抜き、見事なミドルシュートを決めていわきが先制した。さらに前半アディショナルタイム2分、畳みかけるよう左サイドからFW加藤大晟がクロスボールを供給。これをMF山下優人が左足で合わせ、ボールはゴール左上に突き刺さり、いわきが追加点を挙げ、2-0で前半を終えた。
後半に入ると、先に熊本が選手交代のカードを切り、巻き返しを図る。しかし、いわきもしっかりと対応し、主導権を渡さない。後半22分、熊本はスルーパスからFW神代慶人が抜け出し、GKと1対1の決定機を迎えるが、惜しくもシュートはゴール左に外れてしまう。その後も熊本はいわきゴールを何度も脅かし続けたが、最後まで得点を奪えない。後半アディショナルタイム3分、熊本はペナルティエリア内からFW松岡瑠夢がクロスを上げ、DF袴田裕太郎がヘッドで合わせる決定機を迎えるも、いわきのGK佐々木雅士がビッグセーブでゴールを守り、そのまま試合終了のホイッスルが鳴った。
アウェイで勝利したいわきFCは勝ち点を43まで伸ばし、順位を10位まで押し上げた。一方のロアッソ熊本は、残留争いから抜け出したいホームで痛い黒星を喫し、厳しい状況が続いている。
記事/まるスポ編集部
