
プロバスケットボールB.LEAGUEの横浜エクセレンスは、『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 B2リーグ戦』の開幕節を終えた。横浜移転後初となるB2の舞台での戦いはアウェーでの福島ファイヤーボンズとの2連戦。熱戦の末、B2初勝利を記録し新シーズンへの期待を高める船出となった。

横浜移転後、初のB2リーグ戦が開幕
横浜エクセレンスにとって、今シーズンは横浜移転後初めて迎えるB2リーグでの戦いだ。長年の挑戦を経て辿り着いた新たな舞台での船出は、多くのファンの期待を集める。開幕節は、2025年10月4日・5日にアウェーの福島ファイヤーボンズ戦にて開催。応援バスツアーも企画され、遠方にもかかわらず多くのファンが駆けつけ、熱い声援を送った。

初戦は惜敗も翌日に歴史的初勝利
初戦は大アウェーの雰囲気の中、チーム最年少のクーリバリ・セリンムルタラ選手(18歳)がスタメンに抜擢され、試合開始21秒でB2初得点を記録する鮮烈なデビュー。第1Qを同点で終える勢いを見せた。
第2Q終盤には昨季B3年間MVPのトレイ・ボイドIII選手が負傷交代。後半も試練が続きながらも粘り強く戦い、第3Qには一時逆転に成功する。だが、第4Q終盤にリードを許し惜しくも敗戦。ルーキーの活躍はあったものの悔しい黒星スタートとなった。
しかし、翌5日のGame2ではチームが奮起。10人のロスターという苦しい状況ながら、横浜エクセレンスは88対81で勝利を掴み取る。勝利に大きく貢献したのは、副キャプテンを務める上良潤起選手。勝負どころで自ら得点を重ね、20得点を記録する活躍でチームを牽引。苦しい状況下で粘り強く戦い抜いたチームと、要所で輝きを見せた上良選手のプレーが歴史的勝利の立役者となる。この開幕節での勝利は、今シーズンの初勝利であると同時にクラブが横浜移転後にB2リーグで記録した初の勝利。選手たちにとって大きな自信となることは間違いない。さらに、B2リーグでの勝利としては前身の東京エクセレンス時代を含めても2019年~20年のシーズン以来の快挙となり、まさにクラブ史に残る一戦となった。

次戦は待望のB2ホーム開幕節
次なる戦いは横浜移転後初となるB2でのホーム開幕節。10月11日・12日にはアースフレンズ東京Zを、翌週の18日・19日には岩手ビッグブルズをホームに迎え撃つ。クラブはファンと共に歴史に残る勝利を掴み取るべく、さらなる熱い応援を呼びかけている。横浜の地で新たな歴史が刻まれる瞬間への期待が高まる。
記事/まるスポ編集部