【プロレス岩本煌史(後編)】世界ジュニア王者・田村男児も成長しているが自分も成長している。だから、お互いの「今」をぶつけ合いたい

昨年9月、1年9か月ぶりに全日本プロレスのリングに登場した岩本煌史。1.27八王子大会で世界ジュニア王者・田村男児に挑戦する。これまで世界ジュニアタイトルを4回戴冠した岩本。田村との一戦を前に話を聞いた。

――前回取材した時、「タイトルには執着がない」とお話しされていましたが、1.27世界ジュニア王者の田村男児選手から指名され、世界ジュニアヘビー級選手権試合に臨まれますね。

岩本:僕は出戻りで、昨年9月から全日本プロレスに参戦。久しぶりにリング上の男児を見て成長を感じました。それで「Jr. BATTLE OF GLORY 2023」のリーグ戦で肌を合わせた。

「自分の目は間違いではなかった。戦って楽しいな」と思わせてくれた男児がいました。以前話したように、タイトルに興味もないし執着もありませんが、「強い男児が持つ世界ジュニアベルトが欲しい」っていう感じですね。

――岩本選手は全日本に所属していた時、世界ジュニアのベルトを過去4回戴冠しています。ベルトを奪取した相手は全日所属の青木(篤志)さん以外、近藤修司選手、横須賀ススム選手、CIMA選手と他団体。流出しているベルトを奪回し全日本に取り戻しました。今回は挑戦者として「全日本の象徴」に挑むことになり、立場が変わります。現在の王者である田村選手の印象を教えてください。

岩本:自分が全日本に所属していた時、男児がデビューしました。練習生の時から知っているんですけど、いい意味でほんとに変わらないし、ブレない。

たぶん、先輩方にも色々言われてきたと思うんですよ。でも男児は「自分はこうです」って何を言われても信念を曲げずにやってきたっていうイメージがある。

自分を信じて貫き通したことで、世界ジュニアを戴冠した。男児は結果を出して、自分の心の強さを証明しました。僕が1.27八王子で戦うワクワクする要因の1つになっています。

自分が全日本退団前は、まだデビューしたてというか、キャリア2~3年目ぐらいでしたから。

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