【DDTプロレス 高梨将弘】彼らの純粋な目を見ていると「途中で投げ出す訳にはいかない」(第2回)

――僕が高梨選手を初めて見たのは市ヶ谷で行われた我闘雲舞。さまざまな団体に出場しているので、高梨はフリーの選手だと思っていました。

高梨:昔からいろいろなリングに上がりたいと考えていました。僕がデビューした2003年前後は、プロレスだけで生活している人が少なく他に仕事を持っているインディーレスラーが多かった。

でも僕は試合数が多かったこともあり、デビュー3年目の2006年にはプロレスだけで生活できました。

エルドラドは大鷲透さん、アイスリボンは創設者のさくらえみさん(現 我闘雲舞)に声を掛けて頂き参戦しました。今思うと人と人との繋がりに助けられて様々な団体に出場させて頂きましたね。

――高梨選手がアイスリボンに参戦し始めた2006年頃は男女混合のミクスドマッチがあまり行われていませんでしたよね。

高梨:さくらさんは元々IWAジャパン所属の選手です。このIWAジャバンはミクスドマッチではありませんが同じ興行の中で男女の試合が行われていました。その後さくらさんはFMWに所属しミクスドマッチを経験しています。

自分もDDTでバンビ選手やゲスト参戦した女子選手と戦っていたのでミクスドマッチに抵抗はなかったですね。それに僕は「使い勝手が良かった」と思います。

身長も女子と比べた時、ズバ抜けて大きいわけではないし、対戦するのにちょうど良かったのではないかと思います。

――2010年前後のDDTは今と違うカラーを持った団体でしたよね。

高梨:どこの団体も同じなのかもしれませんが、DDTは時代によってカラーが違います。僕が思うDDTは、大前提として高木三四郎さんがいる。

初期DDTららぽーと時代はアカレンジャーズ(佐々木貴・GENTARO)やMIKAMIさん、タノムサク鳥羽さん、木村浩一郎さん。そしてHARASHIMAさんや大鷲透さん、ディック東郷さんが活躍する時代があり、坂口征夫選手、飯伏幸太選手やケニーオメガ選手と…

どんどん変わっていくイメージがあります。現在は竹下幸之介選手や上野勇希選手、遠藤哲哉選手が活躍しています。

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