【DDTプロレス 高梨将弘】彼らの純粋な目を見ていると「途中で投げ出す訳にはいかない」(第2回)

僕は闘龍門にいた時から「先輩に言われたことは絶対にやらなければいけない」と考えていました。ですからすぐに手をあげて「自分が試合をします」と言ったら、高木さんがニヤリと笑って「お前、試合できるのか」と。それで三和太さんと15分のエキシビジョンマッチが組まれました。

試合後、たまたま会場に来ていたGENTAROさんが僕のところに来て「お前、どこかのリングに上がっていただろう」と言われました。

GENTAROさんは学生プロレス出身者です。だから僕も学生プロレスをしていたと思ったみたいですね。ただ当時は闘龍門にいた事を言っていいのかどうか分からず誤魔化しました(苦笑)。

翌日からマッチメイカーの方が「エキシビジョン」という形で試合を組んでくれました。その日の相手はコーチだった佐々木貴さん。佐々木さんとの試合は周りの反応が良かった。

それで「昨日の三和さんとの試合ではなく佐々木さんとの試合をエキシビジョンデビューにしよう!」と言われ、太さんに申し訳ないと思いながらカメラに向かって「今日エキシビジョンデビューしました高梨です。宜しくお願いします」とコメントしたのを覚えています(笑)。

その後、ららぽーと期間中にエキシビジョンマッチを数試合行い、最終日の9月14日スーパー宇宙パワー(木村浩一郎)戦で正式デビューし、DDT所属の選手としてその後の大会に出場しました。

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