Yuto-Ice(右)にとって上村(左)は、2021年2月のデビュー戦で左肘を負傷。わずか52秒でレフェリーストップ負けとなった因縁のある相手
8日、新日本プロレス・広島大会にて、海野翔太&上村優也&嘉藤匠馬と、IWGPタッグ王者・Yuto-Ice&OSKAR(K.O.B)&永井大貴が6人タッグで激突した。
Yuto-Iceリベンジならず!上村優也が4年越しの因縁を制し両国対決へ
この試合は、12.9福岡大会『WORLD TAG LEAGUE 2025』Bブロック最終公式戦(海野&上村 vs Yuto-Ice&OSKAR)に向けた前哨戦。

永井とIWGPタッグのベルトを携えたK.O.Bが入場すると、ゴング前から永井は被っていたキャップで嘉藤を叩いて挑発。さらに因縁のIceと上村が額を突き合わせ視殺戦を展開。会場は緊迫した空気に包まれた。
先発は上村とIce。いきなり激しいエルボーの応酬から、上村が変形裏投げを狙うも、Iceは力で押し切り主導権を譲らない。続く海野とOSKARも一進一退の攻防を展開し、OSKARは低空ドロップキックをかわしてエルボードロップで反撃。場外ではIceが上村をフェンスに叩きつけ、張り手でダウンさせる荒々しい場面もあった。

中盤、嘉藤と永井のマッチアップでは、嘉藤がショルダータックルでなぎ倒しエルボーを連打。串刺しを狙うが、永井がドロップキックで迎撃し、激しい攻防を見せた。
終盤、嘉藤がIceを丸め込みで追い込む場面もあったが、最後はIceが嘉藤に必殺のIce HIGHを炸裂させ3カウント。王者の貫録を示す勝利となった。
試合後、Iceは上村にIWGPタッグのベルトを見せつけると、上村は再びIceと額を突き合わせ激しく睨み合った。

バックステージでOSKARは「今日は汗一つかかなかったな。でも正直、ちょっと“詐欺師”みたいな気分だ。俺らタッグ王者が3勝3敗。これは本来の俺たちのできじゃないな」と強気コメント。
さらにIceも「HEAT STORM、テメー、リング上で何言ったか忘れんなよ。(IWGPタッグのベルトを見せながら)このベルトよりも、この俺をボコボコにしたいらしいな。面白ぇじゃねぇか」「オメーみてぇなヤツがもっと来ればよ、俺もハイになれんだ。明日、楽しみにしとくぜ」と挑発した。
