Yuto-Ice(右)にとって上村(左)は、2021年2月のデビュー戦で左肘を負傷。わずか52秒でレフェリーストップ負けとなった因縁のある相手
【写真】上村を挑発するYuto-Ice(K.O.B)

OSKAR「今日は汗一つかかなかったな。でもな……正直、ちょっと“詐欺師”みたいな気分だ。3勝3敗、俺らタッグ王者が。これは本来の俺たちのできじゃないな。間違いなくもっとできたはず。だからこそ明日の試合には本気でこだわってるんだ。まだこのブロックを勝ち抜くチャンスが残ってるからな。
そして俺たちは勝つ、次に立ちはだかる“偽物”をぶっ倒して。相手はショータとユーヤ。オイ、勘弁しろよ、またか?前回ボロボロになるまでぶっ壊してやっただろ?俺たちがここにいるってのに、恥ずかしくないのか?何なんだよ?マジで意味不明だ」
Ice「オイ、HEAT STORM、テメー、リング上で何言ったか、忘れんなよ、お前。(※肩にかけたIWGPタッグのベルトを見せながら)このベルトよりも、この俺をボコボコにしたいらしいな、オイ。面白ぇじゃねぇか。来いよ、もっと、アァ!? あれ以上の“プロレス・ハイ”、お互いに感じようぜ。
ベルトなんてよ、俺からしたらよ、強いヤツと喧嘩する道具でしかねぇんだよ。オメーみてぇなヤツがもっと来ればよ、俺もハイになれんだ。明日、楽しみにしとくぜ。感じろ!Let’s get high!チッチッ!Big up!」
永井「(※床に座って胡座をかき、坐禅のようにしばらく目を閉じてから)俺は昔からちょっと感情が押さえられなくて、まぁいろいろやっちゃうこともあったんだけど、そんな時、何が必要だと思う?
(※Tシャツを取り出して、背中側の『無』のロゴを見せて)そう、無になることだよ。こうやって無になればいろんな世界が見れるってもんだよ。分かるかい?
そして年末、12月23日、プロレスリングNOAH後楽園ホール。俺とヒロムさんで組んで、AMAKUSA、小田嶋大樹。大樹、はじめましてだね。会いたかったよ、お前に。NOAHの“ダイキ(大樹)”と、新日本の“ダイキ(大貴)”、どっちが強ぇか決めようぜ、なぁ。お前、ベルトも持ってるらしいね。羨ましいよ、正直。俺はまだベルトだって持ってないんだけどね。
(※今度はTシャツの表側を見せながら)こうやってTシャツも出してんだよ。お前も買うか、なぁ? まぁそんだけじゃなくて今日の相手、誰だっけ?(※再び目を閉じて)嘉藤、お前はダメだ」

海野「誰しも譲れないもんってもんがあるはずだよ。テメーらの言う正義っていうのは、パンチを使ったり、マイクではいい子ちゃんキメて、『ファンに媚びんな』つったのにサイン会やって、それがお前らの正解か?“プロレス・ハイ”だ?
最高じゃねぇか。オイ、お前らの強さはとっくに認めてんだよ。オメーらがチャンピオンってこともとっくに認めてんだよ。お前ら二人とだったら熱いプロレスができる。それが楽しくてしょうがねぇんだよ」
嘉藤「クソーッ! アァ、クソッ!永井、さんざんボロクソに俺のこと言って、今日もテメーらの勝ちだ。それは認めるよ。認めざるを得ないからな。でも、俺はテメーにリベンジのチャンスが欲しい。
そのためにも俺は『ヤングライオン杯』をやりてぇんだよ。永井、俺をヤングライオンって認めてなくてもいいけどよ、テメーはやりてぇのか、やりたくねぇのか、どっちだ?聞かせろ、この野郎」
※上村はノーコメント
