WORLD TAG LEAGUEの前哨戦、EVILが村島からギブアップ勝ち
7日、新日本プロレス・愛媛大会にて、矢野通&ボルチン・オレッグ&ゼイン・ジェイ&村島克哉が、EVIL&ドン・ファレ&2代目ディック東郷(SHO)&3代目ディック東郷と対戦した。
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この試合は、12・8広島大会『WORLD TAG LEAGUE 2025』Aブロック最終公式戦(矢野&ボルチンvsEVIL&ファレ)に向けた前哨戦。

H.O.Tの入場で場内は暗転。リングインした2代目ディック東郷(SHO)は「SHOなんか来てねえぞ。このオレが2代目ディック東郷だ!よくこんな鬼北みたいなクソド田舎で大会開きやがって!」と開催地のファンを挑発。
さらに“3代目ディック東郷”として紹介されたのは、なんと金丸義信。そして、初代ディック東郷からの伝言を預かってきたと、リングアナに手紙の代読をさせた。
「拝啓、師走に入り、何かと慌ただしい日々をお過ごしかと思いますが、お元気でいらっしゃいますでしょうか。ここに来てるお客さんは風邪を引かないんでしょうね。だってバカは風邪を引かないって言いますから。秋田県民から言わせると南予地方の人間は、数少ない名産のじゃこ天と一緒でとても貧乏くさいです。そんな貧乏くさい土地から、気品あふれるH.O.Tは一刻も早く立ち去ることができるよう切に願います。敬具 初代ディック東郷」と毒舌全開。場内は大ブーイングに包まれた。

試合はゴング前からH.O.Tが奇襲。矢野とボルチンはH.O.Tにより手錠で場外に拘束され、村島とジェイが孤立する展開に。村島はEVILにエルボー連打、サマーソルトドロップで反撃を試みるも、サミングで流れを断ち切られ、2代目東郷(SHO)と3代目東郷(金丸)からパイプカットの集中砲火を浴びる。ジェイがカットに入るも、ファレのグラネードで迎撃。最後はEVILがSCORPION DEATHLOCKで村島を締め上げ、3カウントを強奪した。
試合後もH.O.Tの暴走は止まらず、手錠で拘束され身動きの取れない矢野&ボルチンに見せつける形で村島を袋叩き。EVILは「オイ、矢野ボルチン!次はオマエらがこうなる番だからな!」と高笑いすると、意気揚々と引き上げた。

何とか手錠が外れた矢野&ボルチンは怒りの形相でバックステージへ追撃。バックステージは大乱闘となり、H.O.T全員でストンピング。EVILはダウンした矢野を踏みつけながら「お前ら何やっても何もできないんじゃ、バカ野郎!」と高笑い。
矢野&ボルチンは床に倒れ込みながら「クッソーッ!明日だ!」「絶対勝つ」と広島決戦での逆襲を誓った。
