8月31日後楽園、運命の戦いを前にリング上で静かに棚橋弘至を待つ男色ディーノ
――言い続けることはすごく大切。ディーノさんがnoteで「棚橋選手と戦いたい」と発信し始めたのを見て、「正直、ちょっと難しいだろうな」と感じました。ただ、こうして形になると、「言い続けた人間は強い」と。
ディーノ:言って叶わなかったら恥ずかしいですからね。だから言わない人も多い。でも叶わない確率よりも、実現するための確率を考えた時に、言わないよりも言った方が絶対に確率は上がる。それでダメだったら、もうダメじゃないですか。
だから確率を少しでも上げるために、言葉にすることは大切なんです。自分に後悔したくなかった。引退してから「実はあの時やりたかったですよね」と言うのも違うなと。引退する前にあがいてダメだった方が、よっぽど自分の中でケリがつく。
人間は年齢を重ねれば重ねるほど、夢を諦めてしまう。現実的なところに落としていく作業をしますからね。でも今回の棚橋戦に向けて、私の立場や、私が「こうなりたい」と思っている人間に近づくためにやった。結果的に諦めかけていた“棚橋弘至”との戦いを実現できた。だから思いを発信してよかったです。
<インフォメーション>
11月30日、後楽園ホールで「BE AMBITIOUS ~秋闘乱舞~」が開催されます。男色ディーノは復帰戦、アントーニオ本多と須見和馬がタッグを結成、樋口和貞&大鷲透&平田一喜と激突します。詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
記事/まるスポ編集部
