8月31日後楽園、運命の戦いを前にリング上で静かに棚橋弘至を待つ男色ディーノ
――7.13、DDT後楽園大会で棚橋戦が発表されてからの約2ヶ月間は、バックステージでも、ディーノ選手からピリピリとした雰囲気を感じました。
ディーノ:それはあったかもしれませんね。「ない」と言いつつも、何をしていても、「棚橋さんにどうやって勝てばいいのか、何をぶつければいいのか」をずっと考え続けていた期間でしたから。それはひょっとしたら無意識下であったかもしれません。
――棚橋戦の映像を客観的に観て、いかがでしたか?
ディーノ:仮に転生して生まれ変わってやっても、8.31棚橋戦は似たような戦いになるだろうと。おそらく永遠にあの戦いが続くだろうと思います。だから自分の中で、あれしかなかった。理論上は他の戦い方もあるんですけど、私はそれを選ぶような人間ではないでしょう。
――もし学生時代、ディーノさんが棚橋弘至と戦っていたら、未来のベクトルは変わっていましたか?
ディーノ:難しいですね…うーん、変わっていた…変わっていたか(熟考中)。私の在り方が多分変わっていたから、変わっていたんじゃないですかね。リング上で交わり方にもよるんですけど…
ただ、私の今があるのは「棚橋弘至が私を知らない状態」が前提なので、「やっていたら…」という仮定が難しいですね。戦っていたら「私の(レスラーとしての)積み上がり方」も違うし、そもそも「棚橋弘至が私を知らない状態」から始まっているから。
