
DeNAのバウアーが今季2度目となるファーム調整となっている。
28日の巨人戦(東京D)で先発したが、5回1/3を7安打5失点とKOされ7敗目を喫していた。自身4連敗となり、防御率は4.13まで悪化していた。
バウアーは2シーズンぶりにDeNAに復帰。
前回在籍時は10勝を挙げ防御率も2.76をマークしていた。昨季は主にメキシコでプレーしており、今季は球団史上最高額である年俸9億円と見られる契約で再入団を果たした。
かつてのサイ・ヤング賞投手の復帰ということもあり、DeNAファンは優勝への切り札として大きな期待をかけてシーズンを迎えた。
バウアー自身は中4日にこだわりを持ち、今季は6試合で中4日での先発登板するなどフル回転してきた。
しかし、22日のロッテ戦(横浜)では2回途中7失点でKOされるなど精彩を欠く投球が続く。今季は開幕から3連敗したものの、4連勝をマークし復活かと思われたが、そこから4連敗とジェットコースターのような内容となっている。
感情も表に出すことで知られ、それは前回在籍時にも見られていた。
23年7月1日の中日戦(横浜)。6回表2アウト1・2塁の場面で打者・岡林勇希が放った二塁への打球から走者を挟むも内野の連携が乱れオールセーフに。
それを見たバウアーはマウンド付近で大きく吠え怒りを露にしていた。
直近の巨人戦でも降板の際に、大原慎司チーフ投手コーチへ強い口調でまくしたてながらベンチ裏に消えるシーンが見られた。
バウアー自身は「先が見えない状況。こういった経験は過去にはなかった」とし、「自分に対する怒りと落ち込みがある」と本心を明かしていた。
三浦大輔監督も「調子を上げるため。10日間は上がってこれない。今言えることはそれだけです」と無期限での調整を示唆。
昨年はリーグ3位から下剋上で日本一に上がったDeNA。あの98年以来27年ぶりにリーグ優勝を果たすべく、最大かつ最高のピースが加わったはずだが、一つ正念場を迎えている。
記事/まるスポ編集部