
東アジアサッカー連盟(EAFF)は、AI技術を駆使しファンとのつながりを深めるパーソナライズドコンテンツ体験を提供する企業『WSC Sports』との戦略的パートナーシップを継続した。これは、東アジア全域のファンに向け、リアルタイムかつ多角的な動画コンテンツ配信体制を構築するものだ。2022年大会での成功的な協業実績を踏まえた今回の提携強化は、デジタル時代におけるサッカーの視聴体験を根底から変革する試みとなる。
最先端AIによるコンテンツ生成の革新
今回の提携の核となるのが、WSC Sportsの誇る最先端AI技術の導入。この技術は、EAFF主催大会の試合映像から、ゴールの瞬間、選手の好プレー、そして感情的なリアクションといった決定的なシーンを自動的に識別、抽出する仕組み。識別後、これらのハイライト動画は即座に生成され、試合終了を待つことなくファンへ届けられるという。これにより、コンテンツ消費のスピードと質の飛躍的な向上が期待される。
マルチステークホルダーへのコンテンツ提供体制
生成されたリアルタイム動画コンテンツは、EAFF傘下の各加盟協会、出場チーム、さらには提携メディアなど、多様なステークホルダーへの配信を可能にする。各団体は、WSC Sportsのツールを活用し、それぞれのソーシャルメディアチャネルやデジタルプラットフォームに合わせた独自のクリップを容易に作成、配信することが可能となる。東アジア全域で統一された高品質なコンテンツを多角的に展開することこそが、東アジアサッカーのデジタル戦略の重要な柱となる。
2025年大会でのデジタル体験の最大化
このパートナーシップは2025年大会での動画配信体制に焦点を当てたもの。EAFFは、AI技術を駆使した革新的な動画体験の提供を通じ、東アジアのダイナミックなサッカーの魅力を世界に向けて最大限に発信する方針だ。今回の提携は、東アジアサッカーの成長とデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる重要な一歩となるだろう。
記事/まるスポ編集部