
6日、新日本プロレス・後楽園ホール大会にて、IWGPジュニアヘビー級王座戦が行われ、王者エル・デスペラードが、前王者DOUKIと9度目の防衛戦に挑んだ。
KUUKAI初勝利も、EVIL&DOUKIが王座ベルト強奪「俺らのもんだ!」
DOUKIとデスペラードは今年1・4東京ドーム大会でタイトル戦に挑んだが、DOUKIが左肘を負傷し、レフェリーストップで王座陥落。長期欠場を経て、6・15大阪城大会でハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)の新メンバーとして復帰。9・24札幌大会でYOHを破って8度目の防衛に成功したデスペラードの前に現れると「偽物のチャンピオン、偽物の王」と挑発し、挑戦を要求した。

試合は開始直後からDOUKIが徹底した首攻めで切り崩しにかかる展開。試合が佳境に入ると、H.O.TのSHOが乱入。デスペラードのセコンドとして帯同したKUUKAIが排除にかかるが、SHOはトーチャーツールで返り討ちにした。
乱戦の中、DOUKIが鉄パイプで襲いかかるも、デスペラードは奪い取り、DOUKIの頭部を殴打。ピンチェ・ロコを炸裂させカバーを狙うが、レフェリーは場外でダウンしカウントならず。その隙を突いて、SHOがデスペラードの頭部を鉄板で叩きつけ、DOUKIがイタリアンストレッチNo.32で捕獲した。

場内大ブーイングの中、SHOはさらに乱打を加え、レフェリーをリングに戻す。リング上でダウン状態のデスペラードを見たレフェリーは、すぐにゴングを要請。DOUKIはレフェリーストップで王座奪還を果たした。
試合後も最悪の展開。「帰れ!」コールの中、満身創痍のDOUKIに肩を貸しながらマイクを握ったSHOは「おい、これで誰が本物かわかったやろうが。分かったらアホども、さっさと帰れ!帰るのはお前らじゃ。こいつが本物じゃ!」と悪態とつき、場内は騒然となった。
記事/ミライカ