ファームで敗戦投手となった中日・根尾 7年目の今季は現状4試合の登板にとどまり、5月を最後に一軍から遠ざかる

7年目の根尾は5月を最後に一軍昇格は果たせず(画像はイメージ)

中日の根尾昂投手がウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(ナゴヤ)に登板し、敗戦投手となってしまった。

今季絶望のロッテ・益田直也は左手の骨折だったことが判明

延長10回タイブレークの無死一・二塁の場面で登板した根尾。

犠打で一死二・三塁となると、和辻大輝にストレートを中前へはじき返され、2人の生還を許す。その後はしのいだがチームは逆転ならず今季3敗目を喫した。

ここまでファームで41試合・39回1/3を投げ、3勝3敗1セーブ・防御率2.75の成績をマークしているが、一軍では4試合で5回2/3、防御率は7.94にとどまっている。

今季は背番号を「7」から「30」に変更しリリーフ陣の一角として一軍定着を図った。しかし、5月20日のDeNA戦(横浜)で2回2/3を5失点したのを最後に登録を抹消され、依然厳しい状態が続いている。

注目度が年々下がってきているかつてのスター候補だが、最近あるOBから言及があった。

DeNA前監督のラミレス氏が自身のYouTubeチャンネルに、立浪和義監督政権で二軍監督・一軍ヘッドコーチを歴任した片岡篤史氏をゲストに招いた時のこと。

中日優勝の鍵を握る若手選手について議論する過程で根尾の名前が挙がった。片岡氏は根尾について、

「本人も期待はされてるけどそれに答えられずにね、モヤモヤしていると思うんですよ。周りからの期待がやっぱり大きいから。それでも根尾はドラゴンズの中でも全国区なんです」とその現状を慮った。

ラミレス氏はここで「私は未だに打者で行くべきだと思っている」持論を述べ、投手としての通用が難しい根拠を語った。

「投手として身長が低いですし、150km/hを連発するタイプではない。投手としての“強み”を感じない」

一方で外野手としての起用を勧めており、「野手の方がスピードもあってパワーもあるし、守備も良くなるはずなので打者としての強みがたくさんあると思う」と野手としての可能性を述べた。

地元のスターとして鳴り物入りで入団してから7年目を終えようとしている。まだ期待や人気は残るだけに、来季が再び正念場となる。

記事/まるスポ編集部

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