【インタビュー】全日本プロレス 本田竜輝、2年連続準優勝の王道トーナメントへの覚悟とELPIDAへの思い

王道トーナメント、2年連続準優勝の本田竜輝

――以前は先輩と組むことが多かったと思いますが、みんなが同じ横一列の関係はどうでしたか? 

本田:それも良かったですね。キャリア1、2年ぐらいの若手の頃、右も左も分からない中で先輩から頂いたアドバイスは有り難かった。

ただそれを100パーセント受け入れてしまうと、その先輩のレスラーになってしまう。「プロレスラーとして個性がなくなってしまうのではないか?」という怖さも少なからずありました。

ですからELPIDAの4人で組む時は自分で考えて行動することを意識しました。それが良い経験になりましたね。

若手の頃、先輩たちに指導を受けて、「何でこんなことやらなくちゃならないんだ」と反発したこともありました。だけど、「あの時、教えられたことはこういうことだったのか…」と時間が経って気づくことが多かった。ELPIDAで活動するようになって、特に実感しました。

――永田裕志選手には、かなり噛みつきましたね。

本田:最初噛みつきましたね、今は反省しています(苦笑)。でも永田さんは自由にやらせてくれました。一緒に組んでひと回り成長することができましたね。

「自分のやりたいようにやるのが1番成長できる」と常々言ってくれました。基本的に怒ることはないですし、褒めるときはメチャクチャ褒めてくれます。永田さんを見習い、俺も上の立場になったら、後輩の良い部分を伸ばせるようになりたいですね。

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